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11話(少し残酷表現あります) ページ14





ザシュ、ドゴッ


うす暗い倉庫の中に、不愉快な音が響く。


肉の斬れる音、肉片が踏みつぶされる音、そして何者かの断末魔。


不愉快な音と相まって、更にAの気分を悪くするのが匂いだ。


ぐちゃぐちゃになった肉の生臭い匂い、鉄臭い血の匂い。


沖「一番隊!全員奥へ進めェ!」


広い倉庫。


パーテーションで仕切られた奥には、何があるか分からない。


しかし、隊長である沖田はここの敵を倒さなければならない。


副隊長のAが、先頭だ。


 「行くしかない…!」


パーテーションを斬り払い、突入する。


そこにあったのはたくさんの武器。


刀はもちろん、銃や弓、槍に鎌。


どれもが鈍く鉄の光沢を持っていて不気味だ。


 「人はいない、か」


まわりをぐるりと見回した時、部下の声が聞こえた。


部下「Aさん!!」


目を瞑る。


たった1秒にも満たない時間だ。


その間に、Aはふくらはぎに痛みを感じた。


 「いった!」


銃で撃ち抜かれていたのだ。


部下の心配の声も耳に入らない。


なぜなら自分たちが敵に囲まれていることに気付いたからだ。


やばい。


Aの頭には警鐘が鳴り響いていた。

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設定タグ:銀魂 , 土方十四郎 , 真選組   
作品ジャンル:恋愛
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ののこ(プロフ) - 是非山崎をお願いしたいです! (2018年11月25日 15時) (レス) id: c2027c837f (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀 - コメント失礼します。とても面白いです!わんこ系のお話を書こうという考え方が私にはできない発想なので尊敬します! (2018年10月22日 0時) (レス) id: bdf6a0b39b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 土方紅葉さん» ありがとうございます!アンケートの方に投票していただけるとありがたいです! (2018年10月11日 21時) (レス) id: 2b842d3a3b (このIDを非表示/違反報告)
土方紅葉(プロフ) - 土方さんを書いて欲しいです!! (2018年10月11日 18時) (レス) id: 98923103cb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 00さん» ありがとうございます!参考にさせていただきます! (2018年10月10日 22時) (レス) id: 2b842d3a3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年10月7日 14時

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