【銀魂】幕府の犬の、そのまた犬【土方十四郎】

９話 ページ12

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近「えー、今日は大きな粛清があるので気を引き締めるように！」


朝、近藤からの一括だ。


今日は攘夷浪士たちの潜伏している倉庫に突入する。


先陣を切るのは一番隊。


副隊長であるAも、もちろん先頭で戦う。


沖「A、足引っ張るなよ」


　「分かってますよー！」


昼過ぎに粛清が始まる。


それまでは通常の仕事だ。


　「あ、私が見廻り当番か」


まだ９時、Aは歩いて見廻りに行くことにした。


近「Aちゃん見廻りか！気を付けてね」


　「はい！いってきます」


朝の空気をたっぷり吸って、Aは屯所を出発した。




銀「あれ？Aじゃん」


この前土方に言われた通り、路地裏までしっかりと。


目を凝らしていたところに、銀時がやってきた。


銀「なんかいつもよりピリピリしてね？」


　「今日は大きな粛清があるんです」


こっそりと耳打ちで教える。


へぇー頑張れよ、だなんて無責任に言って銀時は行った。


　「さーてと、見廻りしなきゃ…」


粛清で緊張しているだとか、


そういう理由でAはピリピリしてるのではない。


その攘夷浪士の集団に、実は苦い思い出があったのだ。

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