飴色の青春 2 キャンジャニ (ページ13)

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いつか、笑って＊腐注意ページ13

隆｢はぁ〜ぁ｣

｢なんやねんなでっかいあくびして。｣

隆｢あくびちゃうし、ため息です〜。｣

｢はいはい｣

大分飲んだな。真っ赤な顔でふにゃふにゃ言いよる。明日は休みやけど、俺は部活あるんやからな？遅くまで付き合わせよって…

まぁでも、仕方ない。今日は特別や。
自分から誘ってこんなべろべろなるまで呑むのも珍しい。よっぽどやったんやろう。

懐かしい卒業生が顔を出しに来た。相も変わらず似てないようで似てる凸凹コンビで仲良さそうで、ついでに俺の事いじり散らかして帰って行った。
成績が良くて、被ってない後輩も知ってるほど軽音部で有名で、行事でもなんでもちゃんとこなす、せやけど天然で色々抜けとる安田と、真面目に授業受けへんし行事も手を抜くし、群れるわけでも1人な訳でもない、不思議でちょっと斜めな、けど要領がいい大川。

やかましいけど、ええ奴ら。元気そうで安心した。

せやけど、1人心配やったんが、丸。
大川に｢丸んとこは顔出したんか？｣ときくと、先に行って、長く喋ってきたらしい。みんな元気そうでよかった、とはにかむ大川に、少しほっこりしたけど、その分丸への心配はでかくなって。

案の定、呑みのお誘いが来たので、学年主任の誘いを断って丸と行きつけで待ち合わせをした。