第一章 孤児院の嫌われ者 ページ3
ダンブルドアは一度体験したような会話に諦めたのか、ローブのポケットから杖を取り出した。そして、机の上から、まったく何も書かれていない紙を一枚取り上げた。
「これにすべて書かれています」
メイヤーの目は、一時、焦点が定まっていないようだった。しかも彼女は、何も書かれていない紙を熱心に見つめている。
「完全に規則にかなっているようです」
と落ち着いて言って、その紙を返した。ダンブルドアは笑ってその紙を受け取った。
「それでは、どうぞ案内します」
彼女は立ち上がり、ダンブルドアを案内し始めた。
「リリスさんは少し、問題児でしてね。特別な部屋にいるのですが」
「といいますと？ 」
ダンブルドアが質問をすると、彼女は歩く足を止め、少し悩んだ顔をしたが、すぐにまた歩き出した。
「あの子は何度かほかの子供たちとトラブルがありまして……あの、もしこの話を聞いてもあの子を必ず入学させるという意思は変わりませんか？ 」
彼女は真剣な顔でダンブルドアに質問した。
「えぇ」
ダンブルドアも真剣な顔で頷いた。すると、彼女は少し安心したような顔をして、話しの続きをしだした。
「リリスはしていないとは言うのですが、メアリーという子が怪我をしまして、なんでも、メアリー
がリリスの悪口を言っていたらしくて。そしたらその話の最中にメアリーの上にどこからか花瓶が落ちてきたんです……それだけじゃなくて、いろんな子の持ち物が急に消えたり……不可解なことばかり起きるんですよ」
そこで一旦、切ると、ため息をついた。
「子供たちは口を揃えてリリスのせいだと言うのですが、何しろ現場が掴めませんから……」
そう言うと、彼女は足を止めた。そして、ダンブルドアの方を見ると
「さぁ、ここです」
と言った。そして、彼女はドアを3回ノックして、ドアを開けた。
「リリス、こちらダンブルドアさん。あなたとお話があるそうで−−それではどうぞ」
「ここまでありがとうございました」
ダンブルドアが彼女にお礼を言うと彼女はそそくさと出て行ってしまった。
部屋のなかには少女が一人、ベッドに腰掛けてダンブルドアを睨んでいた。
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心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年7月26日 20時) (
レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
天（あめ）(プロフ) - 黒崎15さん» コメントありがとうございます！！参考にさせていただきますね！ (2015年6月22日 16時) (レス) id: 74490199aa (このIDを非表示/違反報告)
黒崎15 - むっちゃ面白かったよ!!夢主の寮はグリフィンドールがいいとおもうよー!!更新待ってるでーーー!!!!! (2015年6月22日 15時) (レス) id: 3e14d86931 (このIDを非表示/違反報告)
天（あめ）(プロフ) - Reginaさん» コメントありがとうございます！！頑張って更新しますね！！！ (2014年5月5日 21時) (レス) id: 3af1da5c93 (このIDを非表示/違反報告)
Regina - とても面白かったです！ 続きが気になります 更新頑張ってください!! (2014年5月5日 21時) (レス) id: d693d9f1e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天（あめ） | 作成日時：2014年4月28日 21時
