第三章 迷子の正体 ページ11
ダイアゴン横丁を出て、来た時に通ったパブをも通り過ぎた。
スネイプ教授は迷うことなく進んでいく。
人が混雑している駅の中も立ち止まることなく進んでいく。しかし、それは私にとって、とてつもなく大変な事だった。
いろんな人とぶつかる。
イライラを抑えることも難しいし大変だ。
スネイプ教授は電車に乗り込んだ。
まさか、魔法が使えるのに電車に乗るのか、と驚いたけれど、質問をするのもめんどくさいぐらいに疲れたので黙ってスネイプ教授の横に座って降りるのを待った。
二駅ほど過ぎ、三駅目
「降りますぞ」
スネイプ教授はそう言うと、立ち上がり出口まで歩いた。私も遅れないように電車から降りて、スネイプ教授の後を追う。
駅を出ると外は既に暗くなりつつあった。
人通りも少ない。
スネイプ教授は駅を出たところで少し立ち止まった。なにかに警戒しているように周りを見つめている。
そして、今度は私の方を見ると、私の荷物が入ったポーチを私に差し出した。
「今日はここで休んでもらう」
そう言ってスネイプ教授は家と家の間で何もない空間を指さす。
「ここっていうのは？」
私が質問をするとスネイプ教授は杖を取り出し、ひと振りした。
すると、何もなかったはずの空間にこじんまりとした家が現れた。
「ここです。明日の朝には迎えが来ます。しっかり休んでおく事ですな」
「スネイプ教授はどちらに行かれるのです？」
「もちろん、帰る。貴女は早く家に入って戸締りをし、家からなるべくでないように」
そう言うとスネイプ教授は踵を返した。
最後まで無愛想な人だ
人のことを言えないけれど
そして、私が瞬きを一度するとスネイプ教授は既に消えていた。
私も早く魔法をうまく扱いたい。
そう思いながら玄関に続く階段を登り、家の中へと入っていった。
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心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年7月26日 20時) (
レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
天（あめ）(プロフ) - 黒崎15さん» コメントありがとうございます！！参考にさせていただきますね！ (2015年6月22日 16時) (レス) id: 74490199aa (このIDを非表示/違反報告)
黒崎15 - むっちゃ面白かったよ!!夢主の寮はグリフィンドールがいいとおもうよー!!更新待ってるでーーー!!!!! (2015年6月22日 15時) (レス) id: 3e14d86931 (このIDを非表示/違反報告)
天（あめ）(プロフ) - Reginaさん» コメントありがとうございます！！頑張って更新しますね！！！ (2014年5月5日 21時) (レス) id: 3af1da5c93 (このIDを非表示/違反報告)
Regina - とても面白かったです！ 続きが気になります 更新頑張ってください!! (2014年5月5日 21時) (レス) id: d693d9f1e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天（あめ） | 作成日時：2014年4月28日 21時
