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よく考えると、初期と比べて上達したな。最初は包丁をとにかく怖がっていた記憶がある。
なんて、過去に浸っているとアマさんの声が飛んでくる。
「ニンニクとズッキーニと茄子とセロリ貰えるかしら？…やば、セロリ切り忘れてたわ。いとちゃん、セロリなるべく早めに切ってくれるかしら？」
フライパンの前から退けないアマさんの代わりに、出来る限り急いでセロリを切る。少し雑になっちゃったけど、味にはほとんど影響しない。はず。
「…ニンニク、ズッキーニ、セロリ、茄子…です、はい！」
「ありがとう。」
どんどん野菜をいれていくアマさん。ジュージューと油の音がする。と同時に、野菜の香り。
「いとちゃん、トマト缶くださる？あとスプーン。」
「…はぁい、今行きます。…スプーン…あった！」
どんどん進んでいくラタトゥイユ作り。トマト缶のトマトで赤い色どりが野菜炒めに加えられる。少し木べらを動かすと、やがてアマさんは手を止め、蓋をした。
「ここからは煮込み。完成するまでに、ゼリー作っちゃいましょ。」
ぱちっとウィンクをしてそういうアマさん。はい、と応え、桃と包丁を手に取る。
くるりくるりと回すように皮を取っていく。
「いとちゃん上手だね、慣れっこじゃん。でも慣れても注意してね。」
「…はい……できました！」
小さく切った桃。まな板の上で転がっているものを集めて、コップの中に入れる。
と、その間に同時進行で水や砂糖やレモン汁を鍋で沸騰させていたアマさんが、
「桃頂戴！入れちゃうから。」
ちょいちょい、と手招きされて、桃を持っていく。
アマさんはとなりで煮ていたラタトゥイユの火を止めて、レモン砂糖水の方に桃を入れる。そして隣で待つこと二分。火から鍋を離し、氷の入ったボウルに入れる。
本来はゆっくり粗熱を取るらしいが、面倒くさいからこうするらしい。
「よし、コップ二つ頂戴。入れて、冷やしたら完成！」
そういって、出来上がった液体をコップに注いで、冷蔵庫に入れるアマさん。
次にラタトゥイユを分けていく。
ラタトゥイユはいい香りがして、見た目もとってもおいしそうだ。
そして、いとの真上をラタトゥイユの皿は通っていく。アマさんが持って行ったみたいだ。
「こっちで食べましょ。」
椅子に腰かけるアマさんが居たのは、机といすの置いてあるスペース。おそらく試食スペースか何かだろう。いともそちらへ駆けていく。
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零麗(プロフ) - 翔べないペンギンさん» 返信大変遅くなってしまってすみません……！ ありがとうございます、とてもうれしいです☺️すごく絲らしくて、地蔵さんとの絡みが見ていてとても微笑ましいです(*´∀｀*)ご報告、ありがとうございました🙇♀️🙇♀️ (2022年5月20日 16時) (
レス) id: aed0a05f81 (このIDを非表示/違反報告)
翔べないペンギン(プロフ) - コメント失礼いたします。事後報告になってしまいましたが、路地裏の百物語企画の派生作品にて絲ちゃんをお借りさせていただきました。何か不都合、キャラ崩壊している等ございましたら遠慮なく御連絡ださい。訂正修正いたします。 (2022年5月3日 14時) (レス) @page3 id: 5cd6e12329 (このIDを非表示/違反報告)
零麗(プロフ) - 海華＠国語小テスト32点さん» ありがとうございます~！もちろんです！後でそちらのボードにお伺いさせていただきますね！ (2021年7月23日 15時) (レス) id: 85454a74f4 (このIDを非表示/違反報告)
海華＠国語小テスト32点(プロフ) - あの、ぜひ僕のキャラと仲良くしていただきたいです！ (2021年7月23日 14時) (レス) id: ea2b900886 (このIDを非表示/違反報告)
mitarasi(プロフ) - 零麗さん» 分かりました！お待ちしております。 (2021年7月21日 22時) (レス) id: 1c322805f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：偽名(to.リア友) | 作成日時：2021年7月19日 14時
