四廻目/来襲！アマビエちゃん【如月絲】 ページ19
「…あの、なんで…いとは、アマ…さん、と料理、することに…？」
「あたしも料理が好きだからよ？あ、その茄子とって頂戴、絲ちゃん？」
「…は、はい…どうぞ。」
如月絲は迷っていた。
今日の昼ご飯を、オムライスにするか、焼きそばにするか。
一見しょうもないことだが、味の研究も兼ねているので簡単には決められない。スーパーの弁当売り場で悩むこと、十分。
「…焼きそば…！」
焼きそばの詰まったパックを手に取り、レジへ。
平日の昼間なので、物珍しい目で見られるが気にしない。銀色で少し重い硬貨を4枚払って、銅色の硬貨を何枚か貰う。
持ってきた袋に焼きそばパックを入れて、いとはボロ屋を目指した。
ボロ屋へ帰ると、沢子さんが来た依頼を見ているところだった。
自室へ帰る前にちらりと沢子さんの顔を見ると、悩むような顔をしていた。
「…沢子さん、少し悩んだ顔してますけど、大丈夫ですか？」
衝動的にそう聞くと、集中していたのか沢子さんは肩を揺らしてこっちを見た。
「ああ、絲ちゃん。おかえりなさい。今、ちょっと依頼のことで悩んでいて…」
「…なにかあったんですか？…いとが受けられるものなら、受けますよ…？」
「本当ですか！じゃあ、頼んでもいいですか？」
はい、といとは元気よく答えた。
それから、数日。
ジリリリリ、と耳障りな音が目覚まし時計から鳴る。顔をわずかに顰めながらも、目覚ましを止める。今日はアマビエさんが来る日だ、遅刻厳禁。
服はいつもよりちゃんと皺の少ないものを選んで着て、髪も手櫛じゃなくて、どこかのホテルのアメニティの櫛で梳かす。
隈は出来たことないけど、それらしいものもない。うん、今のいと、完璧なはず。
自室から出て、ぼんやりとアマビエさんを待つ。どうやら沢子さんも景さんももういないらしい。
あ、爪が伸びちゃってる。爪をしばらくいじっていると、がちゃんと目の前の扉が開いた。
「…わっ…い、いらっしゃいませ！」
しゃがみこんでいた膝を上げ、来た人を見る。
…アマビエさんっぽい。
「こんにちは。ええと、あたしはアマビエ…一応、一件は聞いているわ。いとちゃんだっけ。よろしくね。気軽にアマさんとでも呼んで頂戴。」
来たのは大人っぽいお姉さん。ただ、着ている服と髪が少し奇抜なだけで。
水色からピンク色のグラデーションの髪に、鱗のような模様のシャツに白のロングスカート。顔は奇麗だった。
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零麗(プロフ) - 翔べないペンギンさん» 返信大変遅くなってしまってすみません……！ ありがとうございます、とてもうれしいです☺️すごく絲らしくて、地蔵さんとの絡みが見ていてとても微笑ましいです(*´∀｀*)ご報告、ありがとうございました🙇♀️🙇♀️ (2022年5月20日 16時) (
レス) id: aed0a05f81 (このIDを非表示/違反報告)
翔べないペンギン(プロフ) - コメント失礼いたします。事後報告になってしまいましたが、路地裏の百物語企画の派生作品にて絲ちゃんをお借りさせていただきました。何か不都合、キャラ崩壊している等ございましたら遠慮なく御連絡ださい。訂正修正いたします。 (2022年5月3日 14時) (レス) @page3 id: 5cd6e12329 (このIDを非表示/違反報告)
零麗(プロフ) - 海華＠国語小テスト32点さん» ありがとうございます~！もちろんです！後でそちらのボードにお伺いさせていただきますね！ (2021年7月23日 15時) (レス) id: 85454a74f4 (このIDを非表示/違反報告)
海華＠国語小テスト32点(プロフ) - あの、ぜひ僕のキャラと仲良くしていただきたいです！ (2021年7月23日 14時) (レス) id: ea2b900886 (このIDを非表示/違反報告)
mitarasi(プロフ) - 零麗さん» 分かりました！お待ちしております。 (2021年7月21日 22時) (レス) id: 1c322805f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：偽名(to.リア友) | 作成日時：2021年7月19日 14時
