ぶりっこはやめたけど。[ツイステ]

検査とやら。 ページ36

レオナ「ん…？」


ジャミル「学園の植物園…？」




レオナ先輩とジャミルくんの前には、ラギーくんとカリムくんの二人。


ラギー「おーい！レオナさーん！」


カリム「ジャミルー！やっと見つけた！おいてかないでくれよ。」




レオナ「……、」



ジャミル「……悪い、カリム。」




二人は気づいているんだろうか、ニセモノかどうか。でも、なんかこの二人は心配ない気がした。なんてたって、あのレオナ先輩とジャミルくんだからね。




ラギー「レオナさん、魔法薬学のレポート提出期限今日までッスよ！
今回は絶対に提出させろって、クルーウェル先生に……ってうわ！」




レオナ先輩がラギーくんに魔法を放つ。


「流石レオナ先輩だ…、」




私だったら、ニセモノだって分からないかもしれない。そのままラギーくん達にタックルかましてるかもしれない。いやでもタックルしてるってことは相手にとって攻撃していることになるんじゃないか？そしたら私合格…！？





レオナ「クッ、アハハ！すげぇな、よく出来てる。俺の頭ん中に干渉して、記憶の中からラギーの映像を作り出してんのか」



エッ、ウソ、そんなことしてたの？？
バッとイデア君の方を見れば、彼はつまんないほど真顔で、オルトくんは無言でニコニコしていた。ヤダコノフタリコワイ。



ラギー「は？い、一体なにを言って…！？」




レオナ「油断したところを後ろからドカン！とやろうってんだろ。そうはいくかよ。」


くぅぅ…！レオナ先輩やっぱかっこいいっす！！





ジャミル「…ああ、なるほど。やはりそういうことですか。

それでこちらが動揺しそうな言葉を投げかけて揺さぶりをかける……、確かによく“出来て”ます」



カリム「ジャミル？どうしたんだよ、急に怖い顔して。」




レオナ「んじゃ、さっさと“検査”とやらを終わらせようぜ。」



ジャミル「はい。」









イデア「はぁ、レオナ氏、さては夢の中でも「これ夢だな」って秒で気づくタイプでしょ、つまんないな〜。ジャミル氏も、ストレス負荷がほとんど数値に影響していない。
こんな結果だったら、必殺兵器A氏を出すべきだったなぁ」




そしたらワンチャン、レオナ氏とジャミル氏の動揺してる姿が見えたかも…とニヤニヤしているイデアくん。いや、私が出たところで一瞬で抹殺だと思うよ？？





オルト「うーん、Aさんの提案もしたんだけどなぁ…、」




え、してたの？？





＿＿＿

アツイ。トテモ。

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