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緑 side
「章ちゃん、着いたで」
「りょう、ありがと」
りょうちゃんはヤスから身体離したのに...ヤス、まだりょうちゃんの革ジャンの裾、掴んでる。
...何よソレ。
何やねん、その態度。
基本、ヤスは、りょうちゃんに兄貴風吹かすのに...何かあったんやろか?
「...ヤス」
俺が声を掛けたら、何事も無かったかのように、そっとその手を離してこちらを向いた。
「ただいまぁ、おーくら」
にこ、と笑う。
「...何かあったん?」
考えるより、言葉が先に出た。
「え?」
怪訝な表情のヤス…俺が気にしすぎかな...。
「いや、何もない。それより腹減ったやろ?こんな時間まで...りょうちゃんも、食って行けば?」
「お邪魔ちゃうん?」
「なんでやねん、食うて行けや...おーくらの飯、美味いで?」
「...ほな、よばれて行こかな...」
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「ほんで?何があったん?」
三人で飯食うて、レモンサワーでええ感じに酔っ払って。
早々にヤスが潰れてしもたから、俺の部屋で寝かして来て、りょうちゃんと対峙する。
「なんやねん、怖いやんけ」
「怖ないよ、知ってるやろ?」
「まぁ、そうやけど」
りょうちゃんは、グラスを弄びながら、言葉を探しているように見えた。
「どうしたんな」
「まぁ、言い難い話やねんけど」
「せやろな。で、何?」
「今日さ、涼太郎の親父が出てきてさ...」
りょうちゃんは、ゆっくり話し始めた。
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蒼乃碧(プロフ) - mimiajioveさん» コメントありがとうございました!ようやく移行完了でございます!良かったらまた読んでやってくださいませm(__)m (2018年7月19日 15時) (レス) id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
mimiajiove(プロフ) - シヨウヨ2楽しみです!頑張ってください! (2018年7月11日 2時) (レス) id: 15ac791737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼乃碧 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年9月3日 8時