検索窓
今日:3 hit、昨日:8 hit、合計:91,062 hit

48 ページ48

緑 side

「章ちゃん、着いたで」

「りょう、ありがと」

りょうちゃんはヤスから身体離したのに...ヤス、まだりょうちゃんの革ジャンの裾、掴んでる。

...何よソレ。

何やねん、その態度。

基本、ヤスは、りょうちゃんに兄貴風吹かすのに...何かあったんやろか?

「...ヤス」

俺が声を掛けたら、何事も無かったかのように、そっとその手を離してこちらを向いた。

「ただいまぁ、おーくら」

にこ、と笑う。

「...何かあったん?」

考えるより、言葉が先に出た。

「え?」

怪訝な表情のヤス…俺が気にしすぎかな...。

「いや、何もない。それより腹減ったやろ?こんな時間まで...りょうちゃんも、食って行けば?」

「お邪魔ちゃうん?」

「なんでやねん、食うて行けや...おーくらの飯、美味いで?」

「...ほな、よばれて行こかな...」


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚**☆*:;;;:*☆*:;;;゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

「ほんで?何があったん?」

三人で飯食うて、レモンサワーでええ感じに酔っ払って。

早々にヤスが潰れてしもたから、俺の部屋で寝かして来て、りょうちゃんと対峙する。

「なんやねん、怖いやんけ」

「怖ないよ、知ってるやろ?」

「まぁ、そうやけど」

りょうちゃんは、グラスを弄びながら、言葉を探しているように見えた。

「どうしたんな」

「まぁ、言い難い話やねんけど」

「せやろな。で、何?」

「今日さ、涼太郎の親父が出てきてさ...」

りょうちゃんは、ゆっくり話し始めた。

49→←47



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (58 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
133人がお気に入り
設定タグ:倉安 , まるすば , ヨコヒナ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

蒼乃碧(プロフ) - mimiajioveさん» コメントありがとうございました!ようやく移行完了でございます!良かったらまた読んでやってくださいませm(__)m (2018年7月19日 15時) (レス) id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
mimiajiove(プロフ) - シヨウヨ2楽しみです!頑張ってください! (2018年7月11日 2時) (レス) id: 15ac791737 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:蒼乃碧 | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年9月3日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。