Who are you? - Daisuke - ページ24
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重い足取りで帰路につく私は、強いお酒を何杯も飲んだせいで真っ直ぐに歩くこともできないほどふらついていた。金曜の夜、同期たちと飲み会をして、終電で帰路についた私は深夜の薄暗い夜道をひとりで歩いていた。
暗闇を照らす街灯は頼りなくて、いつも歩いてる道だというのに少し怖くなったけれど、目の前に見えてきたマンションに、ホッと胸を撫で下ろした。その次の瞬間、私は地面に倒れ込んだ。気づいた時には派手に転んでいた。
「Aちゃん！？ちょ、大丈夫！？Aちゃん！！」
痛、と口から発した声を掻き消すような大きな声が響いた。そして視界いっぱいに入り込んできたのはピンク色。大丈夫と言おうとしたけれど、視界がぐにゃりと回って、誰かに何度も名前を呼ばれる中、私は意識を手放した。
ふわりと温かいぬくもりに包まれる感覚に重い瞼をゆっくりと開けば、よく知っている光景が広がった。白い壁に、白いレースのカーテン。毎朝、目を覚ました時に見る光景。自宅の寝室だった。朝日が部屋を優しく照らしていた。
「ん〜…朝…？」
ベッドの中で伸びをしようと身体を動かそうとした途端、感じる重みと身体に巻き付くような違和感。急激に体温が冷めていく気がした。ゆっくりと掛け布団を捲れば、ピンク色の頭が胸の上に乗っかっていた。
「ひゃあっ！」
思わず声を上げてしまえば、うーん、と唸るような声がして、ずずずと、ピンク色の頭が動いた。
「ん〜…」
顔を上げたのは、綺麗な顔をした見知らぬ男性だった。眠たそうに目元を擦ると、その瞳で私を捉え、にっこりと微笑んだ。
「…おはよ〜」
「お、はよう、ございます…じゃ、なくて…だ、誰ですか！？」
「ん〜Aちゃん朝から元気だねえ〜」
「いや、あの、」
「なあに、もしかして昨日のこと覚えてないの？」
「昨日？…何が…あったんでしょうか？」
「うわ、本当に覚えてないんだ…ショック〜」
「あの、一体…？」
「Aちゃん、昨日マンションの前でぶっ倒れたんだよ！そんで、偶々居合わせた俺が運んであげたの！昨日たくさんお酒飲んだでしょ？Aちゃん超酔ってたからね〜マジで俺居て良かったよね」
「え、え、…すみません」
「帰ろうとしたら、Aちゃんが行かないでって言うから、俺、Aちゃんのそばにいたの」
「すみません…私、記憶が無くて…」
「まあ、安心してよ。同じベッドで一緒に寝たけど、神に誓って何もしてないから！」
「…は、い」
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関西弁大好き - 続き見たいです❗楽しみに待ってます❗お体に気をつけて頑張って下さい😆🎵 (10月24日 0時) (
レス) id: dc054cb4c4 (このIDを非表示/違反報告)
EM(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます。ラウさんガッツポーズしてると思います！ (6月17日 13時) (レス) id: 3626747921 (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - ラウにおちました (6月16日 17時) (レス) @page19 id: 84e97ac5a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：EM
| 作成日時：2022年9月19日 12時
