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晃牙「12話です。」 ページ13
晃牙side
何で…こんなことに？
どうして俺は、あいつと真正面で話せない？
それであいつが傷付いてるかも知れねぇのに。
それもこれも全部俺が無能だから。
何で俺達だけこんな目に？
それは俺が無責任だから。
真歩のことを思うと胸がドキドキするのは何で？
それは俺があいつを傷付けてるかもしれないという罪悪感が胸を締め付けるから。
何で俺は、あいつから逃げた？
それは俺が…弱いから｡
「全部俺が…悪いんだ。」
羽風…先輩「あれぇ〜？真歩ちゃんじゃん！」
あ、羽風…先輩。
もう今は誰とも話す気分じゃない。
「ごめんなさい､今は誰とも話す気分じゃないんです。1人にさせてください。」
そう言うと羽風…先輩は、
羽風…先輩「あれ。真歩ちゃん雰囲気変わった？」
流石、女の見分けに秀でている羽風←
でも、そっちが入れ替わりに気づくまで言うつもりはねぇ。
「私は私です。お願いですから1人にさせてください。」
羽風「なんかわんちゃんみたい。あ！雰囲気ね？」
普段なら『犬じゃねぇ！』って言ってるところだったが、雰囲気だけで俺だって思われたところに驚いた。
もう、教室に戻ろう。
「私、教室に戻りますね。次のプロデュース絶対に来てくださいね？」
気分がモヤモヤしたまま、校舎に入った。
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作者名：かやのん | 作成日時：2016年10月14日 21時
