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アイの疑問 ページ5
*中也side(注意:映画の特典小説のネタバレ含みます)
俺の記憶は人生の途中からしかない。ーーなぜなら俺は、人間ではないからだ。
突拍子もない話だが真実である。そして俺は軍の研究所で開発された《人工異能》
施設では試作品• 甲二五八番という名だったらしい。
施設に封印されていたのを、ある男が解いたから俺はこうしてここに立っている。
当然[親]だとか、[親戚]なンてものは一人もいない。……そいつらに、愛してもらったことがない。
立原も、その他の人も、みんな誰かに恋をして 愛しているのを見て、嗚呼、
やっぱり俺は人間じゃねえのか。と思ってしまう。
ものに好きや嫌いはあるのに、人を愛する気持ちがわからないのはどうしてかと考えるが、答えが出ないまま1日が過ぎる。
「誰か、教えてくんねえかなあ…」
どこまで深い夜空に、ポツリと呟いた。
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作者名:甘酒 | 作成日時:2018年3月24日 16時