俺が姫ならお前は王子様［男主］2

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『だるま、お疲れ様』

配信を終え配信部屋から出てきただるまに淹れたてのコーヒーを渡す
もちろん俺も見てた、色んなドラマを見せてくれた

「ありがとう」

『最高やったで』

「いやぁ…ほんまに悔しいわ…」

そういうだるまに涙が溢れてくる

『俺も、めっちゃ…、くやしっ、』

見てる側なのに応援する側なのに、本人たちが1番悔しいだろうに

「勝てんくて、ごめん」

そう言いながら俺の事を抱きしめてくるだるま

『謝んなよ、バカっ、！だるまは凄かったよ、強かった、やれること全部やってた、チームメンバー全員強かった、勝てんくてごめんなんて言わんくてええんよ、』

俺はそう言い強くだるまを抱きしめる

「うん、」

少し泣いてるのか涙声で言うだるま

『だるまはいっぱい頑張った、やからご褒美、何でも言う事聞いたげる』

「ほんま？」

『ほんま』

今日だけはなんでも聞いたげる
普段俺が恥ずかしくて断っちゃうことも、今日だけは…

「じゃあ、お風呂一緒に入って一緒に寝よ？」

『ふっ、いいよ』

こいつはほんとになんでこういう時だけ正直に言えないんだ

『どうせ、それだけじゃ終わらんくせに』

俺はだるまの耳元でそういいだるまの元から離れる

『さ、お風呂の用意しよ〜』

俺があんなこと言うと思ってなかったのか耳まで真っ赤なだるまを横目にお風呂場に向かった

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