002『へぇ、覚えてたんですか』 ページ5
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心臓が破裂しそう。でも多分ギリギリ遅刻は免れたのでよしとしよう。
『あっ』
入り口の前に誰かの人影が見える。
この高校の先生……？ まさかもう遅刻に入るか？
『はぁ、す、みません。もう、今は遅刻ですかっ』
??「ん、いや、まだ大丈夫だよ……！？」
『ふぅ、それならよかった、です……ありがとうございます』
??「……あ、の、もしかして」
『はい？』
??「A……さ、ん……？」
『……！！ そうですよ？ いやぁ、あんまり見かけなかったので忘れてましたが、お久し振りですね。兄さん』
ni「やっ、ぱり、Aさん……！！ 前世、前世では、本当にッ……！！」
『……あぁ、そういうのいいんで』
ni「……え、？」
間抜けな顔をしている兄さん。
当たり前でしょう、要りませんよ
『だって今更じゃないですか。お願いですから前世の面倒ごとを今世にまで持ち出して来ないで頂けません？』
ni「……ッうん、そうだよな。ごめ、ん……水篠」
『……いえ、大丈夫ですよ。ところで、どこに向かえばいいのか教えて貰えませんか？』
ni「もう……入学式が始まるだろうから、そのまま体育館に行くといい」
『わかりました、ありがとうございます』
兄さんは俯いたまま微動だにしない。
まぁ、私には関係のないことだ。
体育館がどこにあるかはわからないが、歩いていれば多分その内着くだろう。
……そう思い歩こうとした瞬間、背後から走ってくるような足音。
あー、また面倒ごとが増えそうだなぁ。
だって、この足音は聞き慣れたものだったから。
??「セーフっ！！」
その声が聞こえた瞬間、柱の後ろに隠れた。
……やっぱりお前か、相変わらずの大声だ。
ni「……残念ながらアウトだ、コネシマ」
kn「くっそ、今日は間に合ったと思ったんやけど……！」
兄さんの反応を見る限り、あいつらも反省してんのかな。
それとも兄さんだけなのかな、うーん……どうなんだか。
とりあえず、早く体育館を探そう。
……その場を後にしようとして、立ち止まった。
kn「……A……？」
『チッ……はぁ。そうだったらどうするんです、コネシマさん』
kn「っ……！！ 記憶、覚え、て」
『えぇ、不本意ながら。というか、覚えてたんですか。1番あんなこと忘れてそうなのに』
kn「あんなことやない！！！」
『あー……もう、五月蝿いなぁほんと』
声量を抑えることくらい、できるだろ。
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ぴ一タ一 - コノテンカイめッチャすキ (2020年4月18日 8時) (
レス) id: 02331e7a2b (このIDを非表示/違反報告)
もーずー - え、めっちゃ好き！大好き！（突然の告白）完結まで見届けたいですｯ…！更新(●'д')bﾌｧｲﾄです！ (2020年4月11日 20時) (レス) id: f650aa241f (このIDを非表示/違反報告)
ﾅﾐｦの家のあろさうるす - この作品ｼｭｷ､､、更新頑張ってください！ (2020年4月7日 19時) (レス) id: 2e27670cb5 (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - この小説面白くて大好きですｯ更新頑張ってください！ (2020年4月6日 10時) (レス) id: 5c10cfc853 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 夜分に初コメ失礼します｡新しい作品に出会う旅(?)をしていたら運命的にすこい作品に出会ってしまいました･･･この後夢主ちゃんとd!達がどう動いていくのか気になってたまりません!!無理をしない程度に執筆頑張ってください!! (2020年4月3日 23時) (レス) id: 9c701de065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネイ | 作成日時：2020年3月28日 19時
