003『どこかで会いましたっけ』 ページ6
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『やられてた本人が言ってんだ、納得しろよめんどくせぇな』
kn「……っ」
『……まぁ、そんなのどうでもいいんですけど。お前のせいでこれ以上遅れるのは嫌なので、失礼しますねコネシマ先輩』
背後からはもう何も、聞こえなかった。
どこかわからず校内を回っていたら優しい人が体育館の場所を教えてくれた。
『どうもご親切に、ありがとうございます』
??「ふふ。いいのよ、気にしないで？ じゃあまた会いましょうね」
……何もしてないはずなんだけど、睨まれた。
貴方と私どっかで会いましたっけねぇ……
まぁそんなの、どうだっていいんだけど。
『とにかく、行くか……』
歩こうとしたら、背後からボソッと何か聞こえた。
なんて言ったかはわからないが。
??「チッ。あの女、また懲りずにノコノコと……」
……もしかして、行こうとした瞬間に何か言うの流行ってるの？
『……すいません、何か言いました？』
??「ッい、いや何も言ってないわ。ほら、早く行きなさいよ」
なんか怪しいな……そういえばどっかで見たことあるような。
んー……いや気のせいかな、早く行こう。
おい、ここ理科室じゃねぇか。
あの女嘘吐きやがったな……次会った時覚えてろよ……
『……誰かに聞きたいけど職員室がどこかもわからないし。やっぱ場所も聞いておくべきだったな……』
……理科室、誰かいたりしないだろうか。
ガラッ、と音を立て扉を開けるとそこにいたのは、
見知らぬ狐面を着けた男と、こっちを見て驚いた顔をした見覚えのあるあいつ。
『すみません、体育館の位置を教えて頂きたいのですが』
随分酷い顔してますね、そんなにも嫌でしたか私と会うのは。
??「そ、んな、Aちゃ……」
『こっちに聞いても意味なさそうだな……あの、狐面の人。体育館ってどこにありますか』
??「ん、あぁうん。体育館ならここから正反対の位置にあるよ」
『正反対とか……いえ、ありがとうございます。では失礼しました』
ut「っま、待って！ Aちゃん、僕のこと覚えとる！？ 鬱やで、よく大先生って呼んでくれてたやん……！」
『え、はい。覚えてますけどそれがどうかしましたか？ 鬱さん』
ut「ッ……なんでそんなっ、他人行儀なん！？」
『だって他人じゃないですか。前世で多少の関わりはありましたけど、今は赤の他人ですよ』
ut「多少って、なんで、違うのに……ッ」
……あぁほんと、今日は厄日だなぁ。
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004『随分とご都合が宜しいようで』→←002『へぇ、覚えてたんですか』
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ぴ一タ一 - コノテンカイめッチャすキ (2020年4月18日 8時) (
レス) id: 02331e7a2b (このIDを非表示/違反報告)
もーずー - え、めっちゃ好き！大好き！（突然の告白）完結まで見届けたいですｯ…！更新(●'д')bﾌｧｲﾄです！ (2020年4月11日 20時) (レス) id: f650aa241f (このIDを非表示/違反報告)
ﾅﾐｦの家のあろさうるす - この作品ｼｭｷ､､、更新頑張ってください！ (2020年4月7日 19時) (レス) id: 2e27670cb5 (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - この小説面白くて大好きですｯ更新頑張ってください！ (2020年4月6日 10時) (レス) id: 5c10cfc853 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 夜分に初コメ失礼します｡新しい作品に出会う旅(?)をしていたら運命的にすこい作品に出会ってしまいました･･･この後夢主ちゃんとd!達がどう動いていくのか気になってたまりません!!無理をしない程度に執筆頑張ってください!! (2020年4月3日 23時) (レス) id: 9c701de065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネイ | 作成日時：2020年3月28日 19時
