【銀魂】甘党教師と秘密の関係を。

9　[ひとつのキャンディ] ページ11

休み時間になりAは机に突っ伏した

A「あー…何か疲れたや…」

とそこに誰かがAの頭をつつく

Aは顔をあげる

銀八「校舎案内、してやるよ」

口角をあげて笑う銀八。

Aは暫くどうしようか迷った後に頷いた


二人は教室から出ると廊下を歩く

ふと銀八が口を開ける

銀八「なんでこの学校に来たの」

A「総悟と同じ学校に行った方がいいかなって思いまして」

銀八「ふーん。」

A「…どうしてですか？」

銀八「いや、この時期に転校生なんて珍しいからよォ」

A「そうなんですか」


銀八「あ、ここが科学準備室ね。」

Aは背伸びし窓から教室の中を覗く

銀八「ちっちぇーな」

背伸びしているAをクスクスと笑う

A「なっ…ちっちゃいとか言わないで下さいっ！」

ムスッとAは機嫌を悪くする

銀八「そー怒るなって。これやるから。な？」



銀八からさし出されたのは棒つきのキャンディ。

A「先生、校則違反ですよ」

飴を見るとAは銀八に視線を移す



銀八は人差し指を口に当てて薄く笑った


銀八「内緒。」


A「…でっ…でもっ」

銀八はキャンディの包み紙を取ると
Aの口の中へ突っ込んだ

A「おぁっ！？」

銀八「Aも校則違反…ね。」

クスクスと笑う銀八にAは少し顔を赤くした。

銀八「んじゃ、次行くか」

Aは黙ったまま銀八の後を着いていった。

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