ライバル ページ14
「篠原さん、相変わらずしつこいのね。
銀八先生はアナタみたいな子供、相手にしないに決まってるじゃない」
午後の授業が終わって私が片付けをしていると、同じクラスのさっちゃんに突然そう声をかけられた。
「…いきなり喧嘩腰だね、さっちゃん」
「当たり前じゃないの
アナタは銀八先生が好きなんでしょ。だったら私のライバルだわ!
ま、アナタのような小さいお胸、ライバルなんて呼ぶまでもないけどね!」
「……は?」
小さいお胸だと?
それは禁句じゃないのかい?
「聞き捨てならないわね」
「………妙ちゃん…!!!」
そこへ救世主(魔界の女王)、志村妙ちゃん。
普段は私の恋なんてくだらないと言うが、胸の話題になると必ず助太刀してくれる。
でも彼女は強い。
彼女が味方になれば、何も怖くない…!!
「貧乳がなんだって言うの?男の人だって、胸ばかり見てるわけじゃないわ。
そもそも胸ばかり見てる男の人なんてカスよ。生きる価値も無い」
ほんとハッキリ言うなこの子。
こういうとこ嫌いじゃない。むしろ好き。
「ずいぶん言うじゃない。そんなに小さな胸がコンプレックスなの?
ねぇ知ってる?世の中の八割の男の、女の第一印象は顔と胸だってこと!!!」
グハッ!!!!
「豆しばじゃねーか!!!!!!」
「グハァッ!!!!」
私はダメージ(精神)を受けたが、それとほぼ同様なダメージ(物理)を、妙ちゃんがツッコミで与えてくれた。
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作者名:CHOCO | 作成日時:2016年8月27日 19時