入団試験 ページ30
翌日
今日は魔法騎士団入団試験だ。
昨日は会議の後早く休んだから、体調は良い。
「おはようございます！姉上！！」
「おはようA、まだ行かなくて良いのか？」
試験会場に行く前、拠点に顔を出すとお兄様とレオに声を掛けられた。
「おはようございます。お兄様、レオ」
私は笑顔で2人に挨拶を返し、続ける。
「責任者といっても、試験が始まるまではなにも仕事はありませんから…お兄様と共に向かおうと思って」
昨日会議のあとに当日一緒に回復を担当する魔導師たちと簡単に連絡を取ったのだが、試験開始後…それも最後の実践以外でけが人が出ることは稀で、それまでは各自で割と自由に試験を見学しているという。
それならば私も途中まではお兄様と共に見学しようと思い、その旨を伝えるべく拠点へ寄ったのだ。
「聞きましたよ、姉上！！回復魔道士たちの統括を任されたとか！！」
お兄様の質問に答えると今度はレオが嬉嬉として私に詰め寄る。
「あのあと今日の共はレオに頼んだんだ。」
なるほど。
こんなに早くレオの耳に入っていることに驚いたが、恐らくお兄様が伝えたのだろう。
「そうだったんですか。それならレオも一緒に行来ましょうか」
「はいっ！！」
こうして私たちは3人で試験会場へ向かった…
ーーーーー…
試験会場にて……
団長が姿を現し、ワァー！！と歓声が上がる中、団長たちに続いて私やレオ、他の団の付き人も登壇する。
そこには試験会場名物 アンチドリに集られたりそうでなかったり、期待に胸を踊らせる者や不安げな者…それぞれの思いを秘めた受験生たちが大勢集まっていた。
「受験生諸君、待たせたね。」
各団の団長が出揃いざわついていた受験生たちだったが、ヴァンジャンス団長が話し始めると途端に静かになる。
「この場は私が仕切らせて貰うよ」
こちらを見上げる受験生たちにそう告げて、ヴァンジャンス団長は
"魔樹降臨"
静かな声の後、会場の上空から大樹の木の根のような物が降りてきてその枝の先に箒を形作り受験生一人一人に手渡した。
やはり金色の夜明けの団長は規模が違う
そんなことを考えていると、最初の試験として箒飛行のテストが始まった。
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ふーじー。(プロフ) - コメント下さった方々、ありがとうございます！続編の方もよろしければお願いします( ´ ` ) (2020年10月21日 21時) (
レス) id: 594ed5f1a0 (このIDを非表示/違反報告)
メガネコ(プロフ) - こんにちは！！とっても面白くて素敵なお話だと思いました！！ これからも、更新楽しみに待たせていただきますね！！ (2020年10月15日 14時) (レス) id: acba606f80 (このIDを非表示/違反報告)
MAER - 面白いです!更新頑張って下さい､､! (2020年10月12日 16時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
ふーじー。(プロフ) - コメントくださった方ありがとうございます！嬉しいです！これからも頑張ります…！ (2020年10月8日 19時) (レス) id: e1e44de3d6 (このIDを非表示/違反報告)
ミノル - 悩むフエゴレオンさんが、可愛い！！サイコーです！嗚呼、マジ尊い、、更新ありがとうございます！！ (2020年10月7日 18時) (レス) id: 6c7edba7fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふーじー。 | 作成日時：2020年9月30日 0時
