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「緑川くん。いらっしゃい」

出てきたのは米屋たちと変わらない程であろう女性。
平均年齢が技術者は戦闘員より高めなうえ女性はオペレーターになることが多いため技術者で若い女性はとても珍しい。

「今日は1人じゃないのね。お友達?」

女性は緑川へ返答をしたあと出水と米屋に気づき緑川に質問をする。

「そうなんだ〜!よねやん先輩といずみん先輩!」

緑川が2人を手で示しながら女性に紹介をす
る。2人はそれに合わせて軽く頭を下げた。

「……そう。よろしくね。立ちっぱなしは疲れるでしょう?良かったら中に入って」

女性は3人が入りやすいように少し自分の体をずらし部屋の中へ手を伸ばした。その姿はまるでどこかのお嬢様のようだと出水は感じた。
緑川が中に入りそれに続いて2人も足を踏み入れる。女性は「少し待っててね」といって区切られてない少し凹んだスペースへ行く。緑川がそれに応えるように返事をし椅子に座ったため2人も同じようにテーブルに座った。

「良かったらどうぞ。炭酸大丈夫かな?」

少しして女性が持ってきたのはよく見る缶の炭酸ジュースと上品に盛られたお菓子。

「大丈夫、です」
「君は?」
「あっ大丈夫です」

2人が戸惑いながらも初めて友人の家に行くと気をつかってお菓子が出てくることなどと同じようなものかと思いながら女性からの問いに答える横で緑川は「いただきまーす」と元気よく言って缶を開けお菓子を食べ始めていた。
それに習って2人も缶を開けお菓子に手を伸ばす。

「あっうまい」

米屋が思わずそう言葉を漏らすと緑川の前の席に座った女性と目が合う。

「ならよかったわ」

女性はにっこりと微笑んだ。

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雨音(プロフ) - 沖島さん» 返信が遅れてしまいすみません。コメントありがとうございます。過去編含めゆっくりにはなりますが完結まで頑張っていくつもりです。首を長くしてお待ちしていただけると嬉しいです。 (2019年6月14日 18時) (レス) id: 38d5adf2a9 (このIDを非表示/違反報告)
沖島(プロフ) - スカウト組となると元々は戦闘員候補として入ったんじゃないかと深読み考察するくらいには楽しく読ませていただいてます…!緑川くんと知り合った件含めた過去編は追追公開されるのでしょうか…?これからもひっそりと更新を心待ちしております (2019年5月4日 23時) (レス) id: 2fdfab8df6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨音 | 作成日時:2019年3月17日 22時

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