She does not put a lie. (ページ8)

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知らないものは知らぬページ8

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バンを降りてマネオッパに連れられてきたのは
想像もしてなかった社長室。

何もわからないまま中に入るなり
副社長含む大人3人に囲まれ1番端のひとが
A4サイズの白黒コピーと二枚の写真を机に出した。

そこに写っていたのは

大人気女優✖大人気アイドルメンバー
高級マンションへ通い愛かの文字。

写真にはまだ引っ越してまもない
マンションのエントランスを通る私の姿と
全く同じ場所を通るマスクをした
大人気アイドルメンバーの方。
(写真見ただけじゃ誰かもわからない)

どう考えても単体で撮られたものなのに
あたかも一緒に帰って来たみたいな書き方。

副社「これ見に覚えある？」

いや、あるわけない。
そもそもこの相手の方だれよ

マネ「ちゃんとよく、文字読みなさい」

「写真の2人は大人気の女優、イ・Aさんと
大人気グループ、防弾少年団のSUGAさん…
ってばんたん！？！？」」

マネ「このネタ掴んだのうちの
事務所が先みたいだからとりあえず
事実確認してるあっちの事務所にも
で、どーなんだ？」

「どーなんだって、オッパ私のこと疑ってるの？」

マネ「疑うもどうもまずは事実確認。事実と違うのに世間にバラまこうもんなら場合にもよってはこの週刊誌には出るとこ出てもらうから。」

「バンタンと仕事はしてるじゃん何回か。
それはオッパだって知ってるでしょ？
連絡先なんて誰一人知らないし
プライベートであったことも一度もないよ
スマホだって家の中だって全部調べていいよ」

ヤダ、もう泣きそう。
身に覚えなさすぎるのに
こんなに責められて

副社「そこまでいうなら本当なんだろう。
とりあえず、Aの話を聞きたかっただけだから、事実じゃないと分かれば今はいい。
公に出ないように守るのが私達の仕事だからね。」

マネ「ほんと、よろしくお願いします」

「………お願いします」

また何かあったら来てもらうから
その時はよろしくと言われた。

社長室を出てとりあえず
ミーティングルームに入った。

マネ「なんかごめんな、俺も焦っててかなり」

「何で謝んの、事実じゃないんだよ」

マネ「とりあえずこの写真と記事をもって
あっちの事務所行ってくる。」

「私も行くよ一緒に。」

マネ「今あっちの事務所なんて言ったら
余計に怪しまれるだろ」

「まだ世間に出てないし、
何より本人たちも交えて話すのが筋でしょ」

もうほんとに。週刊誌、許すまじ。