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ハプニング ページ38

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「うわ!!」





ベクからもらったスリッパ(タグつけたまま)を
履いてソファにいるベクのところに行こうとした時
バランスを崩して倒れ込んでしまった。




絶対何かにぶつかると思って




反射的に目をつぶってしまって
何が起こったかわからない。





うっすら目を開けると
目の前にはベクの顔があって
目がバッチリと合った




「………うう、ごめん……」



BH「………うん、大丈夫」



なんでベクが下にいるんだろう。
急なことに頭が回らない。




BH「ねえA」

「へ??」

BH「や、だから流石にこれはまずいって」


そおいわれて自分の置かれた状況に
やっとこ気づく。


倒れ込んだ勢いで
手はベクちゃんの顔の横にあるけど
思いっきり上に乗っかってるよね?

押し倒した上にそのまま乗っかるという
なんて事してんのわたし…



一気に顔が熱くなるのがわかって




"ごめん"と言って退けようしても
うまく力が入らない




「ううう……ごめん力入んない」

BH「は!?ちょっと待って」




するとベクはわたしの背中に腕を回したまま
ヒョイっと起き上がった。

つまり抱っこして向き合ってる状態なわけで





「ちょ、ベクちゃん…ちかいよ」

BH「ちょっしょうがないだろ」




距離が近いせいで息遣いまで無駄にわかるのが憎い。


「もうほんとごめんなさい」



自力でソファへとずれてなんとか
離れることができたけど



今わたし絶対顔赤いです耳まで赤いです…



BH「怪我ない大丈夫?」


優しく聞いてくれるのに
恥ずかしすぎて前を見れない申し訳ない…


「ベクちゃんは?大丈夫??」


BH「大丈夫。急に転ぶんだもん、焦るよ(笑)」


"タグ切ってないのに履くなよなー"と
笑い飛ばしてくれたけど
恥ずかしいのはどうやらわたしだけのようで





その後もベクちゃんは何もなかったかのように
いたって普通の態度でどれから手伝えばいいの?ってとりあえず本が入ってるダンボールを整理し始めた。






わたしは意識しちゃって
目見れないし顔赤いし
とりあえずキッチンに避難して
コーヒーを入れることにしたけど



ベクちゃんは女の子なれしてるから
あんな冷静な態度で居られるのかな。


なんてベクちゃんと温度差があることに
少しばかりショックを受けつつ

自分のカップにはいつもより
多めに砂糖を入れてリビングに戻った。

これ以上→←ドさんの言葉



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作者名:amarinn | 作成日時:2018年2月7日 7時

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