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現在
A『今日はどれくらいやったの。』
ジョ「…この山3つと、契約4件。」
Aに後ろから抱きつき、肩にかおをうずめてジョーは答える。
Aは、ジョーの部屋のベッドの上でジョーの組んだ足の上にすっぽりと収まっていた。
A『今回もだいぶやったね。お疲れ様。』
ジョー「…おー」
A『…他にもあるんじゃない?』
ジョー「あぁ?」
A『最近呼ばれること多いからなんかあったのかなーって。』
ジョー「……ア…様に……れされた」
A『なんて?』
聞き返すと少し顔を上げて、
ジョー「アースラ様に、どやされた… 結構前だけど…」
そう言ってしゅんとする姿は母親に怒られた子供のようだった。
言うのが恥ずかしかったのか、また顔を肩に埋めてしまう。
ジョー「…おかしいなら笑えよ。」
A『ううん。笑わない。』
Aは無理矢理ジョーの方を向く。
A『それで最近こんなに仕事とったり、人間と契約したりしてたんだね。凄いよ。』
ニッコリと笑ってジョーを見る。
A『私にはマスターがいないから分からないけど、仕えている人にそれだけ尽くせるって凄いことだよ。ジョーは頑張ってる!だから笑わない。』
Aはしっかりとジョーの目を見つめる。
ジョ「…そうかよ。」
ぶっきらぼうに答えるが、彼の表情は穏やかだった。
A『戻ろ。また皆に色々聞かれる。泣いてたって言っちゃうからね。』
ジョー「は!?泣いてはねぇだろ!」
いつもの調子に戻った彼を見て、Aは安心したようだった。
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ラム - 続きが気になる (2020年5月12日 23時) (レス) id: 53f56e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あまレモ | 作成日時:2020年3月10日 20時