愛してあげる

9話 ページ10

本当イチイチ
鼻につく言い方してくるよね、この人

ヒロト「喧嘩っぱやいし、すぐ手出すし、短気だし、口わりぃし、変態そうだし」

『・・・・、』

いや、それ言ったら

あんたもでしょ、！？

てか、へぇ〜、そうか・・

え、元カレも今の彼氏も
当てはまってるって・・

え、私そうとう趣味悪くない？！

　
え？大丈夫？

いや、確かに顔はお互いイケメンだよ？

あっちの方も・・

うん、・・う、うまいけど/////

バシ、

『ッタ、』

ヒロト「お前今あいつのこと考えてたなら殺す」

殺気溢れる目で私を睨み付ける

ひぇぇえーー！！

『っ！！・・いえ！滅相もございません！』

ヒロト「つーか、俺以外のことなんて考えんな」

ようやく吸い終えたタバコをゲシゲシと消し

ヒロトはムス、とした顔で
兄貴のところへ行ってくる、と言い
上着を手にした


『遅くなるの？』

ヒロト「いや、顔だすくらいだ。お前もくる？(笑)」


この人絶対私が今動けないことわかって言ってるわ

『待ってる、、(苦笑)』


ヒロト「ん、(笑)じゃあ、ゆっくりしてろ。また連絡するわ」



そう言ってヒロトはマサキのところへ行った



いつも出ていくときに連絡をすると言って出ていくヒロト

あんな性格だけど
ちゃんと言ったからには
本当にいつも連絡をくれるから

あぁ、愛されてるな

なんて自分でも実感する


ヒロトの出ていった部屋は
いつも静かでガラーンとした空気に
包まれるけど

『・・ヒロト。ふふ、(笑)』

ヒロトへの愛しさは積もるばかり



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