ep.62 ページ13
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「い、一位？自分が…？」
ぽんっ、と背中を押されて、フラフラとステージに立つ
音楽番組で、初一位。ちょっと、まだよくわかってない、
自分が？本当に？
よくわからない頭でトロフィーを受け取り、よくわからない頭で感謝を述べた
そのまま番組終わりにいろんな方に褒めてもらったけどそれでも実感はなくって。楽屋に入って、ぼうっとしていたらマネージャーさんに携帯を耳に押しつけられた
「っ？！」
“Rou〜〜〜〜〜〜！！！！！”
「ｯジミンさん？！」
“Rouよかったね、見てたよ！！一位！！凄いね！！”
いの一番に電話をくれたのは、ジミンさんだった
“ああ、僕、本当に嬉しい！あの練習室でダンスしてたRouがどんどんスターになってくよ、あー、嬉しいなあ！”
自分のことを最初に見つけてくれたのはジミンさんだったし、デビューまで寄り添ってくれたのも、ジミンさん。
デビューしてからも、いつもジミンさんが自分のことを気にかけてくれた。緊張していたら魔法だって、かけてくれた
「う、…っ」
ぽと、って涙が落ちる
「うう、ジミンさ、…ｯ」
“やだな、泣かないで。今、僕、抱きしめてあげられないよ、”
「ジミンさん、Rouを可愛がってくれて、ありがとうございます、…ｯ」
ダンスも下手だし、人付き合いだって上手じゃないし、それでもジミンさんはそばで笑ってくれてた
“ふふ、まだ感謝するには早いよ(笑)”
いつか絶対、ジミンさんに恩返しがしたい
「…今日は、気付け薬飲まずに、ステージ立てました…っ」
それは
「ジミンさんの歌聞いて、魔法かけてもらったんです、ｯ」
“Rou、…あんまり可愛いこと言わないでよ(笑)”
＿＿＿Rouは、いつも僕のライバルだし、戦友だよ。決して後輩だから、って、そういう目で見てないから
“だからもっと大きくなって、僕を脅かしてよ、もっともっと、大きくなって、いつか隣でパフォーマンスしよう”
「…それ、自分の夢にしてもいいですか」
“夢じゃないよ、もっと近い目標だよ”
この日、一位を獲得したRouには先輩方からたくさん連絡が入った
そして
「…お母さん、」
＿＿＿ “私、今日一位獲ったんだ”
と打ち込んで、手を止める
だってお母さんは知らない。Rouとして活動してることも
「ああ、ダメ！」
打ち込んだ文字を
＿＿＿＿ “オンマ、今日も変わらぬ愛を貴方に”
そう打ち替えて、送信ボタンを押した
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mila.(プロフ) - 月のひかりさん» 他の作品でもコメントくださりましたよね、ありがとうございます、、！嬉しいです。気ままに更新頑張るので、楽しみにしていただけると嬉しいです！ (2019年11月22日 23時) (
レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - りんかさん» りんかさん。コメントありがとうございます。返信遅れてごめんなさい、、とっても嬉しいです！誰と結ばれるのか、楽しみに待っててもらえると嬉しいです。続編に移行しましたので、今後もお付き合いくださると幸いです(^^) (2019年11月22日 23時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
月のひかり(プロフ) - あーーもう本当に大好きです、このお話！！！ (2019年11月20日 22時) (レス) id: 29553fe515 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - 主人公はテヒョンと結ばれるのですかそれともそれとも、、うぅ、、続きが常にきになります！これからも楽しみにしています^_^mila.さんのペースで更新頑張ってください！ (2019年11月20日 21時) (レス) id: b1eff33979 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - めぐさん» めぐさん、ありがとうございます。とても嬉しいです。楽しみにいていただけるよう、更新頑張りますね！ (2019年11月20日 2時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mila.
| 作成日時：2019年11月1日 8時
