ep.61 ページ12
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家に戻ったら、電話がかかってきた
Vさんからだった
「…どうしたんだろう、」
珍しい。
「
“Rouちゃん!!聞いたよ!女の子に誘われたんだって!?”
キーーン、と大きな声が聞こえてきて思わず携帯を離した
スピーカーにしよう…
「シュガさんから聞いたんですか?」
“うん!!ジミナも見てたって。可愛い女の子に声かけられてる、って!”
「でもシュガさん助けてくれたから…」
“んもう!!危ない!歩く凶器!!惚れ薬撒きすぎ!!(自主規制)!(自主規制)〜〜!”
「ッあああ、Vさん!」
頼むからVさんみたいに美しい方にそんな言葉を使って欲しくないです!
「Vさ、…」
“…なんで。Rouちゃん、可愛い女の子なんだよ、女の子に誘われて嬉しいの、?”
途端に泣きそうな声になって、私はそれに焦った
「えっ、え、Vさん?」
“ううう、Rouちゃん、可愛いよ〜〜。僕には可愛くって美人さんな女の子にしか見えてないからね〜”
情緒の不安定さが心配だけど、Vさんなりの私への気遣いであることは十分わかってた。
「男」として見られることの多い私が、寂しくないように、いつもそう言ってくれる
「…だいじょうぶですよ。」
私は、男でも女でもない、唯一無二のRouでいられることを結構謳歌してる。
「全く苦じゃないです」
それに
「女だったら、女の子に誘われる機会もきっと少ないでしょう?(笑)」
私、可愛い女の子、好きですから、というと
“Rouちゃんいい子だね”
「え〜だって本音ですよ?」
本当に、ヨジャアイドルだったら味わえなかった世界がちょっとずつ見えている気がする
「Vさんにだって見えない景色なんですからっ(笑)」
“うん、Rouちゃんにしかない景色だね”
写真で撮ればいいとか、そういうんじゃないよね、わかるよって言ってくれる
“Rouちゃん、好きだよ。いつも、そばにいるからね”
____おやすみなさい。夢で会おうね
ぷつ、と電話が切れると
「わ〜なにこれ(笑)」
Vさんからアプリで変な顔になったジョングクさんの写真が送られてきて
“僕は謝りません”とタタのスタンプが押されていたので、そのままジョングクさんにそれを送ったら
「げ、」
すぐ電話がかかってきて
"誰!!これ!Vヒョン?!お?!"
すると奥から
"ひぇ〜ん、ジョングガぁ、ミアネ〜〜、Rouちゃん助けてぇ"
という声が聞こえてきて、そのまま寝落ちした
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mila.(プロフ) - 月のひかりさん» 他の作品でもコメントくださりましたよね、ありがとうございます、、!嬉しいです。気ままに更新頑張るので、楽しみにしていただけると嬉しいです! (2019年11月22日 23時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - りんかさん» りんかさん。コメントありがとうございます。返信遅れてごめんなさい、、とっても嬉しいです!誰と結ばれるのか、楽しみに待っててもらえると嬉しいです。続編に移行しましたので、今後もお付き合いくださると幸いです(^^) (2019年11月22日 23時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
月のひかり(プロフ) - あーーもう本当に大好きです、このお話!!! (2019年11月20日 22時) (レス) id: 29553fe515 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - 主人公はテヒョンと結ばれるのですかそれともそれとも、、うぅ、、続きが常にきになります!これからも楽しみにしています^_^mila.さんのペースで更新頑張ってください! (2019年11月20日 21時) (レス) id: b1eff33979 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - めぐさん» めぐさん、ありがとうございます。とても嬉しいです。楽しみにいていただけるよう、更新頑張りますね! (2019年11月20日 2時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mila. | 作成日時:2019年11月1日 8時