【文豪ストレイドッグス】女性博愛主義の彼女

三十二、ヨコハマ妄想スパヰラル ページ38

此処はヨコハマ。
表だって言えない組織やグレーゾーンな仕事を受け合う組織が多い此の街。対立する処も多い。

『武装探偵社』
武装と付くだけあって、警察等に頼れない、危険な仕事を専門にしている探偵集団。
異能の力を持つ者の寄り合い。
そのトップ、社長こと福沢諭吉。

『ポートマフィア』
港を縄張りにする集団。
黒社会の暗部のような危険な連中。
曰く、逆らった者は居ないらしい。
そのトップ、首領(ボス)こと森鷗外。

そして、最近新たに結成させた組織がある。
色んな組織から、女性だけ引き抜かれた女性組合。
そのトップに君臨するのは、表向きは、探偵社の社員。
ペンは剣よりも強し？拳はペンより強し？
巧みな話術で、制圧して、(女性を)堕としまくる。
相手(主に男)の弱みに付け込み、平和的に札束で横っ面を叩く。
・・・何処かの組織(ギルド)のようだ。
「女タラシ？嫌だなぁ、女性博愛主義者と呼んでくれ」
女帝、椿A。
「幼女趣味(ロリコン)と猫好きに負ける訳にはいかないねぇ。
あっお嬢さんそのリップ似合っていますね、貴方の魅力がさらに増しています。
一緒にお茶でも、どうです？えぇ勿論ダイヤでも金塊でも飽きる程買ってあげますよ」
ヨコハマを巡る戦いが始まろうとしている・・・。


＊

「ね、如何？」
現実に戻って、探偵社では、Aの出した案を潤一郎が聞いている。
Aの目が凄くキラキラ輝いている。
「Aちゃん、実現しちゃダメだよ。遣りそうだけどさ・・・」
「男装して、玉座に座り、周りに女の子を侍らせるのが夢なんだよ。
ハーレムは男の夢でしょ！？何で共感してくれないの？」
溜息が出るばかりであった。 

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