二十一、レッツ目隠し！ ページ26
「大丈夫ですか？」
ゆっくり目を開けば、心配そうに除くナオミの姿。
この部屋も見覚えがある物ばかりだ。
「良かった」
ホッするナオミ。
あぁ、もど、
「おぁ、潤一郎君。やっとお目覚めかね？」
ボクの姿のAちゃん。
戻って無かったンだね・・・。
ホロリと涙が出そうだよ。
＊
「取り合えず、お食べ」
豪華でもない、夕飯がテーブルに並べられる。
「体のことだけど、直らないもんはしょうがない」
と言いながら、ご飯を口に入れる。
「でも、着替えとか如何するの？」
「別にいいじゃない？減るもんじゃないし、第一トイレ如何したのさ」
「そ、其れは、・・・」
ごにょごにょと言ってる潤一郎をほっておいて箸を進める。
「ナオミちゃんや、お味噌汁は濃くないかい？」
「大丈夫ですわよ」
その返事に満足そうに微笑む。
「兄様、お悩みになっている解決方法は良いのが在りましてよ」
むふっと意味あり気に笑う。
「其れは一体」
真剣な表情で見つめる潤一郎。
ナオミは口元を抑えて、ニヤッとする。
「簡単なことですわ。その方法は、目隠しをして、相手に洗って貰えば、良いのですわ」
目が輝いているような気がした。
「えっ・・・」
ポカンとする潤一郎。
Aもナオミが言ったことを少し想像してみる。
「なんか、目隠しプレイみたいだね」
色々と不味い方向へ行きそうだ。
盛り上がっているナオミを置いておいて、味噌汁を啜る。
＊
「さぁ、お風呂を入ろう」
皿も洗い、片付けがすんだ。
Aの手には、長いリボンが巻かれている。
「Aちゃん。一応聞くけど、その布は何の為？」
「もちろん、目隠しの為！」
心なしか楽しそうで、目が輝いている。
「流石、ナオミちゃんだよね」
ゆっくり、近づく。
「一寸待って、其れ持ってこっちに来ないで、まず話合いをしよう。
しかもこの体君のだよ！？」
後退り、Aとの距離を取る。
「異能をうまく使えないことが残念だよ。でも、異能を使うまでも無い。
さぁ、潤君。お風呂へ入ろうか」
ニヤッと妖しく微笑み、リボン揺らす。
「待って、よくかんがあっああああぁぁぁ」
Aの声の潤一郎の叫びが響いた。
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麗(プロフ) - 10ページ 読んでみる ではなく 呼んでみる ではないでしょうか？ (2021年4月13日 0時) (
レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
柚湯(プロフ) - みほさん» すいません。そういう仕様と思ってください。ちょこちょこ直したので違和感が少なくなっているといいのですが・・・。 (2018年2月14日 2時) (レス) id: c8fb7ba279 (このIDを非表示/違反報告)
柚湯(プロフ) - 凰朧月鬼華さん» 改行を増やしてみました。見やすくできるように頑張ります。 (2018年2月14日 2時) (レス) id: c8fb7ba279 (このIDを非表示/違反報告)
柚湯(プロフ) - 塩キャラメルさん» 遅くなりすいません。少し空白を入れ、改行を加えてみました。少しは見やすくなったでしょうか？ (2018年2月14日 2時) (レス) id: c8fb7ba279 (このIDを非表示/違反報告)
みほ - 句読点の入れ方が独特ですが、そう言う仕様なんでしょうか？読んでいるときに引っ掛かって違和感があったので…。わざとそうしているのであればすいません。 (2018年2月8日 17時) (レス) id: 605cea03c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚湯 | 作成日時：2016年12月11日 4時
