十、目覚めて ページ11
どうしたものか。と言うか、此処は谷崎家では?
目覚めたら、右にナオミちゃん。左に潤一郎君。
全く持って、覚えてない。
昨日ちゃんと、自分の部屋で、寝たはずなのに、今此処にいる。
まさか、やってしまったのか?
いや、まさか、ね・・・。
にしても、ナオミちゃん肌綺麗だなぁ。
ゴロリと横になって、ナオミちゃんのほっぺを軽く突く。ふにふにしていて気持ちが良い。
ずっと触っていたい位だ。
まつ毛長いなぁ。女の子が横で無防備に寝てるなんて殆どないぞ?写真撮りたい・・・。
しかし、シャッター音で起きてしまうんじゃないか?
うーん、惜しいが止めておこう。
ゴロンと又横になると、今度は潤君が寝ている。
ちょっと、手を伸ばして、潤君の髪の毛を触ってみる。
あっ撫で心地がいい。
男の人に髪なんで、父さん位しか、触ったことないけど。
これはこれで、いいもんだね。女の子とは、また違った感じがする。
この子も肌綺麗だな。何使っているんだよ。
何時もはできないことも、今ならできる気がする。
頬を指で挟んだり、突いたりしてみる。
この兄弟の頬、もちもち、ふにふにしてる。
フフフっと笑いが込み上げてくるのを抑える。
全く、何があったが分からないけど、こう言う目覚めも悪くない。
服は何故かキツイ気がするけど、気にしない
ゆっくり、瞼を閉じて、二度寝することにした。
*
よく伸びをして、起き上がる。
横を見れば、元の大きさの戻っているA。
小さな、寝息を立てて、まだ寝ている。
横顔は、小さい時の面影も少し残っている。
ナオミは小さく笑い、Aの身体を軽く押した。
「むぅん。今こまかいのしか持ってにゃいにょ・・・」
寝言らしき、ことを言っている。
寝ている隙に何か、やってやろうと思う。
兄も、まだ起きないはずだ。
少しずつAの身体を押して、潤一郎に近づける。
ちょこちょこ動かしていく。
昨日は、色々言われていたのだから、これくらい良いだろう。
本当に兄思いの妹だと、面白半分に笑う。
起きたら、どんな反応をするのだろうか。今から楽しみである。
116人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麗(プロフ) - 10ページ 読んでみる ではなく 呼んでみる ではないでしょうか? (2021年4月13日 0時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
柚湯(プロフ) - みほさん» すいません。そういう仕様と思ってください。ちょこちょこ直したので違和感が少なくなっているといいのですが・・・。 (2018年2月14日 2時) (レス) id: c8fb7ba279 (このIDを非表示/違反報告)
柚湯(プロフ) - 凰朧月鬼華さん» 改行を増やしてみました。見やすくできるように頑張ります。 (2018年2月14日 2時) (レス) id: c8fb7ba279 (このIDを非表示/違反報告)
柚湯(プロフ) - 塩キャラメルさん» 遅くなりすいません。少し空白を入れ、改行を加えてみました。少しは見やすくなったでしょうか? (2018年2月14日 2時) (レス) id: c8fb7ba279 (このIDを非表示/違反報告)
みほ - 句読点の入れ方が独特ですが、そう言う仕様なんでしょうか?読んでいるときに引っ掛かって違和感があったので…。わざとそうしているのであればすいません。 (2018年2月8日 17時) (レス) id: 605cea03c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:柚湯 | 作成日時:2016年12月11日 4時