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「ちょっ……区江山くん!? 何で保健室なの!?」
しかも中から鍵かけてるし!? そして鍵をかけた後、区江山くんはソファーに座っている私の隣に座った。
「……あの、何で付き合ってるなんて言ったの? しかもその、……キスも」
「ごめん、助けてあげたくてつい……。でも、君の事が好きなのは――本当だから」
「んッ……!! くぇ……やっ……!?」
そう言って再びキスをしてくる区江山くん。
「俺と付き合って。『いいよ』って言うまでキスやめねぇし、ここから出さないから」
「なッ……!?」
何でそんなに強引なの!? 何で私を好きになったの?
こんな……可愛くもない、暗くて虐められてる私を――……。
そう思っていると、私の頬に一筋の涙が流れた。
……え、何で私……。
「ごめん、泣かせるつもりじゃ……。そんなに嫌ならいいよ、……じゃあな」
区江山くんはキスを止め、悲しい顔をして鍵を開けようとしている。
……嫌じゃ、ないよ……。
「区江山くん! 私……区江山くんが好き!!」
「いいんだよ。……無理矢理そんな事言わなくても――」
「本当だよ!!」
気づけば私は、区江山くんを後ろから抱きしめていた。
「好きなの……。本当に……嘘じゃない……」
「っ、ありがと……弥生ちゃんって呼んでもいい?」
「うん、……いいよ。蓮くん」
「じゃあ、また明日な。弥生ちゃん」
蓮くんは保健室のドアの鍵を開け、そう言って私の頭を撫でた。
「ん、……またね!!」
私は蓮くんに手を振り、家に帰った。夕食後、麻李華に電話で席替えでの出来事と付き合う事になった事を知らせた。それを聞いた麻李華はとても喜んでいて、明日には学校に来られそうだと言っていた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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作者名:天ノ川夜月 | 作成日時:2016年6月12日 13時