検索窓
今日:5 hit、昨日:14 hit、合計:11,202 hit

CASE.7 ページ8

--Aside--




朝、ご飯を食べ終わってから講義までの時間、なんとなく零がいるのではないかという勘と、調べたいことについてちょうど思い出した為、資料室に行くことにしたのだが_


  『なんでヒロまでいるのかしら??』


問題はヒロである。

何故に私が資料室に行くことがわかっていたのかのように食堂の前で待ち伏せていたんだ…
一緒に行きたいなら待ち伏せなんかせずに来てくれればよかったのに…


諸伏「別にいいだろ、
  ご飯を食べ終わったら零がいなかったんだ。きっと資料室にでもいるさ。」


そうなのか。((女はこの男に対し深く考えることを諦めていた。



資料室に来てみると案の定鍵が空いていた。
零のことだ。昨日の松田の件で気になったことでもあったのかもしれない。


降谷「あった…コレか…
  プロボクサー松田丈太郎…
  殺人容疑で逮捕…」


あ、零これ私達がいることに気付いていないんじゃ…


諸伏「ああ…その事件、当時は大騒ぎだったらしいよ…」


なんでここで話しかけるのよヒロミツさん!!


降谷「景……それにA!?」

諸伏「こんなところで何やってるのかと思ったら…
  松田の父親のことを調べていたのか…」

降谷「ああ…彼があんなに警察を嫌う理由が知りたくてね…」

  『零、知りたがりはあまり良くないわよ…』

降谷「ああ…それは気をつけるさ
  でも、まさか父親が過去に逮捕されていたとは…」

諸伏「その話ならオレも気になって松田と仲のいい萩原に聞いたんだけど…」

  『誤認逮捕だったみたいね…』

諸伏「Aも気になっていたのか?」

  『違うわ…
  なんでか萩原に自己紹介したついでに何かその事話されて、気になって萩原にきいただけ』

降谷「そうだったのか…
  にしても誤認逮捕って…」

諸伏「プロボクサーだった松田の父親がジムの帰り道、小競り合いをする男2人を目撃したんだけど…
  タイトル戦を控えていたから、関わることを避けてその場を離れた…
  そしてその翌日に男2人のうちの1人がそこで死体となって発見されるなんて思いもせずに…
警察は犯行時刻に現場周辺で松田の父親を見かけたという証言と…
  被害者は元プロボクサーだったために、彼との因縁があって殴殺だったことを踏まえて、松田の父親を逮捕…
後に真犯人が捕まり容疑は晴れたんだけど、予定されていたタイトル戦は流れてしまい…
  何をやってもうまく行かず…ボクシングを辞め人が変わったように酒に溺れてしまったって話さ…」

CASE.8→←CASE.6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
86人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:破天荒 | 作成日時:2022年5月28日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。