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CASE.5 ページ6

--Aside--




鬼塚「…で、あるからして…
  警察は、現場周辺の目撃情報を集めることになる…
  ここで注意したいこと…」


私はわかっているが、少し、いや、かなり現実とはかけ離れているかもしれないことだし。

それに、私は……


鬼塚「誰かわかる奴いるか?」


待って、なんで教官こっち見てんですか
怖いわ、、
他のこと考えてたのバレたかなー、

そんなに睨まなくても、きっと零あたりが答えてくれますから


降谷「はい!」


ほらね、?


降谷「目撃情報の注意点として、犯罪現場に居合わせたストレスや思い込みや、警察官の誘導的な質問で目撃者の証言が歪められる可能性がある…
  その為、証言を鵜呑みにするのではなく…
  しっかりとした裏取りが必要である…」


やっぱり。零は正義感が強いから、何が何でも真実を知りたくなるんだろうな。

本当にこういうところだけが未だに理解できない零の性格だったりするんだよな…


鬼塚「その通り!
  流石だな降谷…」


  『でも、警察学校を卒業した方々がそれをちゃんと実践できていれば、誤認逮捕なんてこと、ありませんもんね…』
松田「まあ、ここを卒業した連中が…
  それをちゃんと実践できているかどうかはマユツバもんだけどな…」


と、二人同時に口にした。


鬼塚「おい松田!?白雪!?
  きさまらは警察官を何だと思っている!?」

え、なんで私まで怒られんきゃないのよ…

ため息を付いて、席から立つ。

 「『それは、もちろん…
  誇りと使命感を持って国家と国民に奉仕し…
  人権を尊重して公正かつ親切に職務を執行し…
  規律を保持して相互の連帯を強め…
  人格を磨き能力を高めて自己の充実に努め…
  清廉にして堅実な生活態度を保持する…
  それが警察官……でしたよね?』」


あ、松田と被った…

ちょっとドヤ顔してるけど、コレくらい言えて当然なのでは…??
まあ、教官が納得すればいいけど…


鬼塚「わ、わかっていればよろしい!
  では今日の講義はここまで!
  各自しっかりと復習しておくように…」


言われなくてもそれくらいするんだけどな…
零にだけは負けたくないし。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


お昼どき__食堂にて。


  「ねぇ萩原くん…
  昼食一緒に食べても良い?」


うっわ、あーゆーのってないと思うんだよね…
いい大人のくせに、しかも警察官目指しているくせに、男に言い寄ってるとか…


ヒロ曰く、このときの私は、かなり冷ややかな目をしていたそう。

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作者名:破天荒 | 作成日時:2022年5月28日 17時

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