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ゆっくりゆっくりと階段を登って行き、彼女が一人、掃除しているであろう自分のクラスの近くまで来ると、ある事を思い付き俺は3階に向かった


生徒会室の前に着き、ノックした方がいいよなと、思った頃には何故がドアを開けてしまっていて部屋の中を覗くとお目当ての人物がバタバタと一人、大量のプリントを整理していた





中々俺に気付かなければ、ドアが開いた事にすら気付いていない様で…
「ヒョン、ホソギヒョン」少し強めに呼んでみると、パッとこっちを向き目を大きくし

HS「テヒョナ!!どうした?」プリントをバサバサと机に置き笑顔になるホソギヒョン
















「…まだ終わらない?」


HS「あー…まだまだかな」

「そう……Aが今日日直でさ、掃除で帰り遅くなるから、ホソギヒョンAと一緒に帰れないかなーと思ったんだけど」そんな俺の言葉にパアッと笑顔になるホソギヒョン、この人も相当Aの事が好きだ








HS「まじで!!?……あぁ、でも多分17時過ぎ位まで終わらないや…」そう言って手に持つプリントを悲しく笑いながらひらひらと横に振るヒョンに俺の中の何かがガックリと落ちる




…いや、分かってはいるんだけどね、生徒会長と言う立場上、大変な事は。…でもさ…、
喉まで出かかった次の言葉を急いでぐっと飲み込む。とても今のヒョンにそんな事を言えない














「そっか、じゃあ今日は俺がAと帰るわ、ヒョン頑張ってね」


HS「んー、ありがとうね。あ、Aちゃんに愛してるって伝えといて!」
よくもまぁ、恥ずかしげも無くそんな笑顔で言えるなと思いながら頷きドアを閉めると元来た道を歩く





















最終的に戻って来た教室を覗くとぱんぱんのゴミ袋を一生懸命引きずっている小さい背中が目に映った。ゆっくり近付きゴミ袋をひょいと持ち上げると

『!…テヒョン?』
目を大きく開いて唖然としている彼女に


「あー…分かるでしょ?何で俺がここに居るか。だからもう何も言わないで」
そう言葉を掛けるとびっくり顔から悲しげな瞳になった







「A……、理解出来ないかも知れないけどさ…それ位親友として、俺とアインはお前が大切って事なんだよ」柔らかい綺麗な髪の頭を撫でると目頭にじんわり涙を溜めながら
『……ん、わかった』そう返事した彼女。

この子にはよく分からない人を惹きつける魅力がある、その魅力にどっぷり俺とアインはハマってしまったんだと思う。
.

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(プロフ) - ひかさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて安心してます^ ^ありがとうございます! (2019年10月18日 2時) (レス) id: 1fb30686c6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Pちゃん()さん» いつもコメントありがとうございます!嬉しいお言葉ありがたいです(;_;)! (2019年10月18日 2時) (レス) id: 1fb30686c6 (このIDを非表示/違反報告)
ひか(プロフ) - Sほそく…好きです…!! (2019年10月7日 18時) (レス) id: 63030a26f2 (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん()(プロフ) - この小説大好き!ドキドキが止まらない! (2019年10月4日 17時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて安心してます…嬉しいです!!ありがとうございます!頑張ります! (2019年9月26日 23時) (レス) id: 1fb30686c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年9月13日 0時

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