32 ページ32
.
保健室を出ると俺は急いで下駄箱に走った。
でも、下駄箱にAヌナの姿は無くて
誰も居ない静まり返った空間があるだけ
ー最低___っ……サヨウナラ。
JK「、、っ、、、ごめん、ごめんね」
彼女にそんな事を言わせたのも
あんな顔にさせたのも
全部全部俺のせい。
こんなに苦しい気持ちになるなら
ずっと憎しみだけ抱いていたかった。
JK「っ!、…くそっっ!!!!」
そう言って力任せに近くにあった
ゴミ箱を思い切り蹴ると
ガコンッ!!!っと凄い音を立てて倒れて少し遠くまで転がり廊下にゴミが散らばった。
こんな事をしても自分の気持ち、苦しみや苛立ち、虚しさ、後悔、何も変わらない。
そんな事分かってる、でも
今の俺には何をどうしたらいいのか分からなかった。
ただ、散らばったゴミをボーっと見つめた。
頭に浮かぶのは、保健室の入り口に立つ
悲しさと怒りと失望でいっぱいに染まったヌナの顔。
JK「、、、ご、めん、Aヌナ、」
そう呟いた俺の言葉は
ゴミが散々した静かな廊下に消えていった。
.
1418人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すみれ - 最初は、バッドエンドで終わるのかなと思ったけど、最終的に、ハッピーエンドで終わってよかったです。 (5月30日 17時) (レス) @page48 id: 83c0cebc8e (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ユジンさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて安心しました(;_;)私も自分で書いていてそうおもいました!笑。最後まで読んで頂きありがとうございました! (2019年8月1日 16時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
ユジン - こんな彼氏欲しいです(´TωT`) (2019年8月1日 12時) (レス) id: 0abec50d21 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:葵 | 作成日時:2019年2月14日 19時