日輪笑顔

30本目 ページ30

＊店番26日目







TH「ねぇちゃんそろそろ告白しないの？」








レジ後ろの私の隣に座り
そう言ったテヒョナ






















「、テヒョナは、どう思う、？」








TH「絶対脈ありでしょ。早く付き合っちゃいなよ。もう夏休みも半分切ったよ。」









テヒョナの言葉に確かに、と
壁に掛かっているカレンダーを見つめる。

後、17日間で夏休みが終わってしまう。









ここに居るのは、後16日間。

15日後にばぁちゃんが帰って来て
その次の日に自宅に帰るから



































「ユンギさんに会えるのも、、後、16日間だけ」



































そう呟くと


ユンギさんの日輪みたいな笑顔や

甘い爽やかな香り、薄く笑った顔、

照れた時の不貞腐れた様な顔、






そして


「Aいつものちょうだい」

そう少し低い心地よい声、




















全部が思い浮かんで







































一気に寂しくなった。




















そんな私をジッと見つめるテヒョナ。









































よし、決めた。













覚悟を決めて
テヒョナの方を真っ直ぐに見つめ



























「テヒョナ、私っ、ユンギさんに告白する！」


























そう強く言った時だった



























ーガラガラッ





















タイミング悪く、お客さんが入って来て


















満面の笑顔で私に何かを言おうとした
テヒョナの顔が一瞬で引きつった。


































今の、聞かれてないよね？

と、思いながら




























テヒョナの表情に違和感を
感じつつ、




ゆっくりお客さんの方を
振り向こうとした時







































「、A…？何でここに…」
















そう自分の名前を呼ばれて
パッと振り向くと








































「ぇ、、、ジンくん、なんで、？」







































元カレの、ソクジンくんが



びっくりした顔でこっちを向き













立っていた。







.

31本目→←29本目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す