26本目 ページ26
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暗闇の中、店の中からの光に照らされ
白い肌と顎から落ちる汗が
キラキラと輝いている、ユンギさん
「ユンギさん、なんで」
びっくりしてそう呟いた私に
ユンギさんは
無言のまま真っ直ぐに私を見つめながら
どんどんこっちに歩いて来た
そして、目の前に来たユンギさん
真っ直ぐな彼の瞳に
私の心臓が早くなる
「、あのユンギさん」
心臓がうるさい中
そう呟いた私にユンギさんは
手に持っていた袋を
突き付けた
YG「これ、」
そう言って、何故か黙り込み
不貞腐れた様な顔で
私に袋を突き付けている手とは
反対の手で自分の頭の後ろを
かくユンギさん
「これ?」
そう私が聞き返すと
グッと袋をもっと突き出したユンギさん
どうやら受け取れって事らしい
受け取り中を恐る恐る確認すると
苺飴やキュウリの浅漬け
冷やしパインと焼きそばが入っていた
「え、」
自分の好きな物が入っていて
びっくり顔でユンギさんを観た私
そんな私にユンギさんは
YG「それ、やるよ。祭り行きたかったんだろ?」
そう、少し照れくさそうにしながら
呟いた
「もしかして、ユンギさんわざわざ買って来てくれたんですか?」
そう私が問うと
YG「だとしたら?嬉しい?」
そう少し意地悪顔で
言ったユンギさんに
私は、笑顔が溢れた。
「はい!とっても!!」
それから店の前のベンチに
2人で腰掛け、私は、ユンギさんが
買って来てくれた物を
ユンギさんは、今日2本目のアイスを
食べた。
他愛も無い話をし
時々優しい笑顔を見せるユンギさんに
私は、終始ドキドキしていて
そんな時間が過ぎるのは、早い
YG「じゃあ、また明日」
そう言って手を軽く振りながら
後ろを向いたユンギさん
「はい、ユンギさんご馳走様でした」
YG「ん」
そう軽く返事をして歩い行くユンギさんの
背中を見つめていると
急に止まり、ゆっくりこっちを観たユンギさん
どうしたんだろうと
見つめて居ると
ユンギさんは真っ直ぐに私を見つめて
YG「…甚平、すげー似合ってる。」
そう呟き
頰を少し赤らめて帰って行った。
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チェヨン - 割りと気になる、あの味(∞∵∞)/ (2020年11月11日 2時) (レス) id: 63cd4095fc (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 明さん» コメントありがとうございます!青春を感じて頂けてたらと思い描いていたので嬉しい限りです(;_;)!是非読み返して下さい!笑。最後まで読んで頂きありがとうございました^_^ (2019年4月28日 7時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - みほさん» コメントありがとうございます!素晴らしい作品だなんて…そう言って頂けて有難いばかりです(;_;)また読み返したいだなんてありがとうございます(*´-`)亀更新がちですが頑張ります!最後まで読んで頂きありがとうございました^ ^ (2019年4月28日 7時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます!ドキドキして頂けて良かったです(*´-`)ホッコリ作品が作りたかったので、そう言って頂けてとても嬉しいです^ ^!最後まで読んで頂きありがとうございました! (2019年4月28日 7時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - コットンさん» コメントありがとうございます!そう言って頂き嬉しい限りです(;_;)最後まで読んで頂きありがとうございました^_^ (2019年4月28日 7時) (レス) id: 3e337ea947 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2018年7月17日 2時