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『…ちょっと。何言ってるんスか』
「え、あかーしいいなー！！俺も行く！！」
『木兎さんはちょっと黙ってて下さい』
「赤葦ひどい！！」
「いや〜、だってね〜」
「秋を手に入れるとかね〜？ちょっと、っつうかマジで許せないよね〜」
『はぁ？
…ああ、まぁそうですよね』
秋山を溺愛していたこの人らが、素直に「はいそーですか、頑張って」なんて言ってくれる訳も無いのだ
本日何度目かも分からない溜め息をこぼす俺の横で、懲りもせずに木兎さんがぎゃあぎゃあと騒いでいる
「え、あかーし秋山の事手に入れるのか！？」
『ちょっとマジで黙ってて下さい』
「赤葦俺先輩！！え、じゃあ宮城行くのか！？」
「おー。そうだってよー」
「えー、俺も行きたいー」
「木兎、お前金あんの？」
「ねぇけどさー。え、あかーし金あるの！？」
『…俺は木兎さんと違ってちゃんとお年玉とか貯めてるんで』
「まじかすげー！俺もうスッカラカン！！」
『…木兎さんよくスッカラカンなんて言葉知ってましたね』
「赤葦ってほんとバレー以外大体木兎の事馬鹿にしてるよな」
「なにー！？！？赤葦俺の事バカにしてるのか！？！？」
『木兎さんうるさいです』
「…ま、赤葦クン？」
騒ぐ木兎さんを華麗に無視して、木葉さんが俺の名前を呼ぶ
「…秋泣かしたら承知しねーからな？」
「烏野は勿論、俺らにあと音駒？敵に回すと怖ぇ奴らばっかだからなー」
そう言ってニヤリと笑った二人の先輩方は、次の瞬間には今までの煽るような表情が嘘のように、優しく目を細めて俺の肩をぽんと叩いた
「ま、頑張れよ」
(…ああ)
そっと目を閉じた
(…やはりこの人達には敵わない)
軽く瞑った目をゆっくりと開けて三人に軽く頭を下げた後、今度こそ俺は三年生棟を後にした
【センパイの実力 end】
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雨音(プロフ) - りこさん» いえいえ！どんなコメントでも嬉しいです(*´꒳`*)まだ先になっちゃうかもなのですが、よければまた見てください〜(о´∀`о) (2022年7月17日 13時) (
レス) id: 9d08cd299b (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - 雨音さん» こんなコメントに返信してくださってありがとございます！及川さんエンドを満喫してきます！ (2022年7月16日 22時) (レス) id: b102b9a411 (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - りこさん» 及川さんエンドも書きたかったんですけど時間がなく…もう一つの作品で及川さんエンド書く予定なので、よければそちらご覧ください(>_<)すみません(´；ω；`) (2022年7月16日 20時) (レス) id: 9d08cd299b (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - 及川さん､､，！ (2022年7月15日 21時) (レス) id: b102b9a411 (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - きゃーぽんさん» コメントありがとうございます!!めちゃめちゃ嬉しいです( *´艸)また是非見ていただけたら作者喜びます〜〜!ありがとうございました＼(^-^)／ (2020年11月1日 14時) (レス) id: 57a2e7dd63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年9月22日 23時
