国見英のターン ページ28
『ん〜じゃあ発表します！国見くんのあだ名は…あっきーです！！』
「ぶはっ、あっきーww」
「(ｲﾗｧ)」
『ゆうちゃんあっきーって気に入ったのね〜。じゃああっきーって呼ん、』
「ねえ」
『…ん？』
国見くんが立ち上がってこちらに近づいてくる。
え、無表情だけどおこなの？ガチおこなの？
「…男に触られるのが嫌なの？」
『……へ？』
…あ、さっきのこと？
な、なんで蒸し返した！？そういう流れじゃなかったよね！？
…まあいいけど。
『…男の人っていうか、知らない人から急に触られるとびっくりして怖くなっちゃうんだよね〜』
何言ってんだかって感じだよね、そう言って軽く笑ってみせると、国見くんはふーんと呟いた。
「…じゃあ俺はもう知り合いだから怖くないよね」
…？
何…と思う暇もなく、国見くんの長い指であごを捉えられて、強制的に視線を合わせられる。
『え…』
「Aさあ、」
突然名前を呼ばれ、不覚にも心臓が跳ねる。
眠たげな目にじっと見つめられ、思わず目がそらせなくなった。
「…あんまり油断、しない方がいいと思うよ」
『…へ』
固まったまま動けないでいると、何かを口に押し込められた。
…あ、これさっきあげた塩キャラメルだ。
「…俺のことは国見でいいよ。じゃあね」
国見くんはそう言って真っ赤になって固まっていたゆうちゃんを連れて歩いて行ってしまった。
………。
………！？！？
赤くなった顔を隠すようにその場にしゃがみ込む。
くそっ…！全然かわいくないじゃん！！
(…ってやば！！お母さん心配してるかな)
立ち上がって体をくるりと反転させる。踏み出した一歩は、何だか軽いものだった。
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雨音(プロフ) - 氷雨さん» わわ、めちゃくちゃ嬉しいです…!手直しも更新も早くできるよう頑張りますね(*´-`)コメントありがとうございました(*^^*) (2021年1月8日 14時) (
レス) id: 57a2e7dd63 (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - すっごく素敵なお話だと思います！これからも頑張ってください！ (2021年1月5日 15時) (レス) id: adfa992d1e (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - 美月さん» コメントありがとうございます！！日向くん難しかったのでそう言っていただけてめちゃめちゃ嬉しいです…！これからもキュンキュンしていただけるように頑張るので、また是非ご覧くださいませ！本当にありがとうございました！ (2020年3月19日 8時) (レス) id: 57a2e7dd63 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 日向と国見さん後月島にもうキュンキュンしまくってます、、、！！←これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年3月19日 1時) (レス) id: 7111f7e46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年3月15日 18時
