月島蛍�� ページ18
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…と。
急に訪れた浮遊感と、膝裏に直に感じる温かさに、思わず目をぱちくりと瞬いた。
わあ、やっぱりつっきーの顔って近くで見ると綺麗だなあ、あはは…
…何故に！？！？
『…な、なななな！？』
「あれっ。どうしたの？」
『は、は、…』
「え〜、何？何て言ったの？」
あと、顔赤いけど大丈夫？
貼り付けられた白々しい笑顔に、頬が更に熱を持つ。
こ、この野郎…。清々しい笑顔作っちゃってまあ！！
嫌がらせでお姫様抱っこしてみせるとか何て奴だ！！
いやいやいやここで取り乱したら奴の思うつぼだぞ！！
………ムリムリムリ！！いや平然とって何だっけ！！！息って吸うっけ！！
「大丈夫ですかあ？…フッ、」
…いや笑ってるの聞こえてるから！！
くそ！こんなことなら痛くても一人で行けばよかったよおおおお！
まじで恥ずか死ぬ自信がある！！
…もういい！今度いつか、私が月島くんに嫌がらせしてやる！！
両手で顔を隠しながらそう復讐に燃えていると、保健室に着いたようで椅子の上に下ろしてくれた。
誰もいない部屋の中で、カーテンがふわりと風に舞う。
『…つっきー』
春特有の穏やかな空気感の中で、用は済んだとばかりに出て行こうとするつっきーを呼び止めた。
「…ツッキーって呼ばないでくれる」
『あ、あの、めちゃめちゃむかついたけど、でも…ありがと…』
「…お礼すらもちゃんと言えない訳？」
『助かりましたありがとうございますっ！！！』
「うるさっ…」
『運んでくれたお礼(嫌がらせ)に、つっきーか蛍ちゃんかどっちで呼ばれたいか選ばせてあげよう！』
「…イチゴミルク」
『は？』
「そんなものよりイチゴミルク飲みたいんだけど」
『華麗なるスルースキル！…もういい蛍ちゃんって呼んでやる』
「はぁ？ほんとやめてくれない」
『へーんだ嫌がらせだもんね！！』
ざまあみろ！！ばーかばーか！！
そう言いながらあっかんべーをして手をひらひらと振っていると、タイミング良く保健室の先生が帰ってきた。
「あら、どうしたの？」
『あ、ちょっと足捻挫しちゃったみたいで…』
「あらあら、ちょっと見せてね」
足を診てもらってるいる内に蛍ちゃん(慣れない…)はいつの間にか姿を消していた。
(まあ二人とも確か1年4組だったし、明日お礼に行くか)
足の手当をしてもらい、今日は親に迎えに来てもらって家に帰った。
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雨音(プロフ) - 氷雨さん» わわ、めちゃくちゃ嬉しいです…!手直しも更新も早くできるよう頑張りますね(*´-`)コメントありがとうございました(*^^*) (2021年1月8日 14時) (
レス) id: 57a2e7dd63 (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - すっごく素敵なお話だと思います！これからも頑張ってください！ (2021年1月5日 15時) (レス) id: adfa992d1e (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - 美月さん» コメントありがとうございます！！日向くん難しかったのでそう言っていただけてめちゃめちゃ嬉しいです…！これからもキュンキュンしていただけるように頑張るので、また是非ご覧くださいませ！本当にありがとうございました！ (2020年3月19日 8時) (レス) id: 57a2e7dd63 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 日向と国見さん後月島にもうキュンキュンしまくってます、、、！！←これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年3月19日 1時) (レス) id: 7111f7e46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年3月15日 18時
