翔ちゃん ページ13
それから数日経ち絶賛へこみ中な私。
ううう…翔ちゃん不足…!!
なぜかって?
…話は数日前に遡る。
▨▨▨
翔ちゃん宅にお邪魔していた時の事。
教頭のカツラふっとばして体育館閉め出されたーとか。
それで試合をして同じ一年生の子に勝たなきゃいけないーとか。
…なんていうか、ミラクルな話をいっぱい聞かされて。
いやいやカツラって…。翔ちゃんってほんと色んな事を引き寄せる天才だよね…。
悔しそうなんだけど、でもどこか楽しそうに話す翔ちゃんを見て、翔ちゃんらしいなぁなんて思いつつ、私も思わず笑ってしまった。
…そう。そこまではよかったのだ。
「あ、でさ。俺、試合の日まで朝五時に行かなきゃいけなくて、帰りも多分ぎりぎりまで練習するから、一緒に帰れないんだ…です…」
………。
……ナンテコッタパンナコッタ!!!
いや、確かに一人で行く練習したし覚悟はしてたけどね!?え、もう!?
部活正式に始まるまでは翔ちゃんと一緒に登下校できるかな〜うふふ♡なんて甘い考えをしていたさっきまでの自分を殴りたい!!
…まあ、翔ちゃんを応援したいし?邪魔になりたくないし?
ーー何より、私も翔ちゃん離れをしなきゃいけない時がきたのだ。
『…そっかあ。そりゃ(すごおおおおおおおおく)寂しいけど、応援してるから、試合絶対勝ってね!!』
「おう!ありがと!!」
ニッコリと効果音が付きそうな程素晴らしい笑顔を見せられて、無事昇天した。
…その笑顔、プライスレス。
「あ、でも暗くなる前にちゃんと帰るんだぞ?あと、できたら誰かと一緒に帰ること!」
『翔ちゃん、お母さんみたい』
「おばさんおじさんからも頼まれてるからな!やっぱり俺もすげえ心配だし…」
…翔ちゃんのこのかわいさとかっこよさのギャップはほんとなんなの!!
ちょっと眉間にしわ寄せた今のイケメン顔、写真に撮りたかった…!
『翔ちゃんギュウウウ!!』
「うお!!」
そう言いながら飛びついた私に、翔ちゃんは一瞬びっくりして、だけどすぐによしよしと頭を撫でてくれた。
『翔ちゃん…』
「ん?」
『好き!』
「へへっ、俺もだぞ〜」
『翔ちゃん…』
「どうした?」
『…さっきのかっこいい顔もう一回して』
「うぇ!?」
ーーパシャッ!
とりあえず困り顔かわいい翔ちゃんの写真を翔ちゃん秘蔵フォルダに追加しときました。(現在5,216枚)
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雨音(プロフ) - 氷雨さん» わわ、めちゃくちゃ嬉しいです…!手直しも更新も早くできるよう頑張りますね(*´-`)コメントありがとうございました(*^^*) (2021年1月8日 14時) (レス) id: 57a2e7dd63 (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - すっごく素敵なお話だと思います!これからも頑張ってください! (2021年1月5日 15時) (レス) id: adfa992d1e (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - 美月さん» コメントありがとうございます!!日向くん難しかったのでそう言っていただけてめちゃめちゃ嬉しいです…!これからもキュンキュンしていただけるように頑張るので、また是非ご覧くださいませ!本当にありがとうございました! (2020年3月19日 8時) (レス) id: 57a2e7dd63 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 日向と国見さん後月島にもうキュンキュンしまくってます、、、!!←これからも頑張ってください!応援してます! (2020年3月19日 1時) (レス) id: 7111f7e46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨音 | 作成日時:2020年3月15日 18時