お前の弱点【呪術廻戦】

32.お偉いさんさあ ページ32

・




無事に八つ橋は買い終わり、ロッカーにいらない荷物は全て入れた。鍵をかけ、右のポケットに鍵を突っ込んだ。





意外と時間は経っていたようで。時計を見れば3時頃だった。時間過ぎるの結構早い日だね。よくあるそういう日。



任務の場所は、京都の五条の辺り。つまり、五条家の家の近く。



会合あるのにその近くとか、絶対会うじゃん。やだなあ会いたくないし、任務してんの見られたくない。誰か近くの人やっといてよ。私じゃなくても良かったじゃん絶対。






京都駅から五条まではなんと1分でつく。本当に暇になった。



時間つぶしのために、もう一度資料を見直した。





─────────────────────



〇京都五条付近に、深夜頃呪術師が何者かに襲われる事件が多発している。調査の結果、呪詛師が行っていると分かった。



〇呪術師20名が被害に合い、そのうち12名死亡。また、5人は重症である。



〇術式を使っているとのこと。なお、術式は不明。だが、刀を使っていると分かった。



〇辻斬り、の可能性もあるとのこと。



────────────────────





まず、一言いい？





何故、20人も被害が出てるのに食い止められないのか。それが一番の謎だった。それだけ被害があるなら、もっと早くに任務来てたはず。普通なら、普通なら、ね？



呪術師なんて常に不足してるのに、20人被害にあって12人は死亡って、おかしいでしょ。

術式の情報も少ない。どんな術式か分からない。どう対処すればいいって話だよ。





私の術式ならどうにかしてくれるっていう考え方。やめた方がいいと思うよお偉いさん。

33.主役の登場→←31.似た者同士

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す