お前の弱点【呪術廻戦】

4.自分で言ってたじゃん ページ4

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「何で触れんの？」

「私の術式知ってますよね？てか自分で言ってましたよね？」





さてここでネタばらし。



ドッキリとかマジックもそうだけど、ネタばらしのあの瞬間がたまらなく好きで仕方がない。ある種の絶望の顔されると嬉しくなる。

今現在、目の前でその顔されてニヤニヤしそう。顔が緩むの止められなくてやっばい。





「発動中の術式を強制解除する術式だろ？でも、術式を使うにはいくつか制約があるって聞いたけど」

「その制約、既に全部クリアしてますよ」

「いつ、どこで」

「この部屋に入った瞬間。すぐに私が結界張ったの、先輩気づいてないですよね？」





この術式を使うには、いくつかの制約がある。それを全てクリアしなければ、使うことは不可能。まとめるとこんな感じ。





1つ目。結界を張ること。

2つ目。印を結ぶこと。

3つ目。相手の存在を、術式を使う者が認識すること。





この3つ。意外と少ないって思ったでしょ。そうだよ。少ないよ。でも、これが出来るまでに時間がかかるんだよ。




面倒ポイント5。50貯まったら美味しいもの食べるって決めてる。ちなみに今36くらい。





バレたら終了。あ、こいつ今から解除させる術式使うんだなって分かったら、もう私の負け。バレても最悪誤魔化せばどうにかなればラッキー。今までどうにかなったから、多分これからもどうにかなると思う。





「だから、気づかなかった時点で先輩の負けですよっ…！！」

「え、」





綺麗な背負い投げ。決まった。美しい。さすが私。

無限が張れない、というか強制解除された先輩は、焦った声を出した。そりゃそうだろうね。強制的に無限外されたことなんて1回もないでしょ。



情けない声じゃなかったのが残念だな。これは次の戦いまでに持ち帰って分析しよう。





「私の勝ちですね。あ、眺めいいですねやっぱり」

「……」





寝っ転がってる先輩の上に、跨いで見下してやった。すっごい嫌な顔されて睨まれてるけど、全然怖くないのがウケる。





「じゃあ鍵返しておいてくださいね」

「……次」

「何ですか？」

「また明日もやるから」





負けんの怖くないんか？ま、いっか。分かりましたよ、って答えて部屋から出た。

5.絶対小中と嫌われてただろ→←3.私の術式ってさ

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