お前の弱点【呪術廻戦】

2.気だるげな自称最強 ページ2

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叩きのめす。




なんて言われたから受けてやろうと思った。だってあの人最強(自称)なんでしょ？どこの誰か知らんけど。いいやん。燃える燃える。





久々に運動できるのは結構嬉しい。

ここに来るまで、家がごったごたで、なかなか外に簡単に出れんかったから。両親は、私を箱入り娘のように育てたかったか知らんけど、外に出るには必ず付き人と一緒に外出しなかんかった。



今はここに来たおかげで、何の制約もなく外に出れるのがいい。





後で、と言われたけどいつかは言われていなかった。荷物も全部部屋に届いた。ここに届けた荷物はめちゃくちゃ少ないから、部屋の整理なんてすぐ終わる。私は早く戦いたいんだって。





「五条先輩〜」





さっき先生から教えてもらった名前を、叫んでみた。校舎中に響くような大声で。他の人ごめんね！！



あ、今思い出したけど、家の集まりに五条家なんていた気がする。

家の繋がりなんてあったんだ。知らんかったや。家に戻る気は一切ないし、卒業したら縁を切るつもり。





家に戻る理由なんてないよ。





「何」





気だるげそうな声で返事が返ってきた。頭掻きながら、どこかの部屋から出てきた。そんな呑気な感じで、叩きのめす宣言は嘘だったんか。





「叩きのめすって言われたから、来たんですけど」

「今？いいよ。先生に許可もらってくるから待ってて」





そう言って五条先輩はどこかへ行った。多分職員室だと思うけど。



職員室の、机の後ろに飾ってある、先生がこれまでに作った呪骸が怖すぎる。

さっき、編入手続きで入ったけど、あれまだ昼だったら大丈夫だと思う。夜はやばいな。怖すぎて多分入れない。



あの見た目で可愛い作る先生、意外と可愛いのかもしれんね。本人に言うつもりはまっっっっっったくないけど。





戻ってきた先輩が、どこかの鍵を持ってきた。

鍵のキーホルダーに書かれていたのは、「訓練室」。

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