君が何をしたって【鬼滅の刃】

考え ページ39

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『わから、ない。けど、お父さんは……』



お父さんは大丈夫。そう思っている時はただの馬鹿だった。


でも、わからなくて。行こうとしたけど、出ないようにって言われたから、出ないでおかないと。良い子で待ってたら、お父さんも帰ってくる。

だから、二人で待っていた。




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二日たっても、お父さんは帰ってこなかった。




私は、黄昏時に陽希の手をとり、走り出した。お父さんは、なるべく迷わないように真っ直ぐ進み、真っ直ぐ帰る。

お父さんの最後行ってた方向は見てた。



だから、せめてこっちの方が居る確率は大きいはず。不安で何も考えられなかったような頭で精一杯考えた事。



冬だから、積もった雪でまだ足の裏が冷たい。




それでも走って、走って、走って。たどり着いた場所があった。

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