君が何をしたって【鬼滅の刃】

誰か ページ40

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鈴が張り巡らされている。

そして、誰かが誰かと話してる声もする。
ただ、雪が急に降り始めていて視界が悪く、姿が見えない。



チリン



！……鈴がなった音がした。私達以外にも、誰かかがいる!!

お父さんかな、という期待を込め音がするがした方向に近づく。


風のせいで、あまり聞こえなかったけど多分こっちなはず。


『っ！』



「姉ちゃん、どうしたの……!?」



熊。大きな。


近くに二人、人が居る。二人とも手を会わせている。


目を開けた時、私達に話しかけてくれた。




「……こんな夜中に、子供二人でどうした？」



『え、あ、えっと……』



そこまで言うと、黙りこんでしまった。



「……お父さんが、狩り人で。人を喰った熊を、倒しに行くって……心配で」



すぐ、沈黙が流れた。



「……一、二、三、四人は村で暮らす家族。五、六人目は狩り人らしい。本当かどうかはわからないが」



その最後の言葉は、何だか哀れに感じて、慰めてるように聞こえてしまった。

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