君が何をしたって【鬼滅の刃】

誰か ページ18

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『い”っっ……』



横腹が、蹴られたように痛い。そういや、鬼を蹴ったのも、横腹だった。

霊だから……？ いくら鬼でも、生き物だから傷つければ私も、って事？


そんな……そんな事、無いよ。何で人を喰った鬼を……霊だからとはいえ駄目なの？

ただただ、理不尽だ。



鬼をやるには、今の私だと日光しか方法が無い。けど、日の元にずっと固定するなら時間が長すぎるのと、焼けるときに自分も同じようになるかもしれない。

人の気配が近くに無い。けど＿＿＿＿わからない。




どうしよう。何も、決断出来ない。


鬼がじりじりと距離を詰めてくる。




「オイ。何やってんだァ」



『ぇ……』






一瞬、私に言ったと思ったけど、私の前に立って刀を抜いていた。



”殺”の字がある白い生地の羽織の人は。


鬼殺隊だ＿＿＿＿＿＿＿＿＿





「アイツは俺の食事を邪魔して、蹴ったんだ!! 人間の癖に！ 鬼殺隊でも無いくせに！ コイツがァァァァァ!!」



目を手で被われてるから見えないけど、この人に、鬼が向かって来るんじゃ……



ヒュンッッ

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