君が何をしたって【鬼滅の刃】

何で ページ17

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少し場所が違うだけで、こんなに違うなんて。


それが、一番最初に思った事だった。




海が夕焼けに照らされているのは同じだけどここは、花も夕焼けに照らされているんだ。

花や海、私も温かく包み込んでくれる。


もう、日が落ちたけど。




そんな、気がした。




「キャアアァァァァァ!!」



!?



え、何？



「誰かッ、誰か助けて!!」



近い、丘の下。


行かないと。




『鬼……！』




止め……？ 私に、出来るの？

霊体で、刀も無い……いや。





迷うな。答えは一つでしょ、私。






ドンッ




「何だテメェ……邪魔をするなァ！」



「え……？」




よし、あの人じゃなくて私に気が向いた。




刀は無いなら、せめて、皆逃げるまで。もしかしたら、鬼殺隊の人が来るかもしれないし……



『逃げてください！ この近辺にいる人にも出来るだけ伝えてください!!』



「お、に……っ、はい」




先に攻撃しないと……！



『っ……！』



あれ、痛い。

相手は攻撃をしてない。というか逆に、私が鬼を蹴ったはず。



痛くても関係ない、この人を逃がさなきゃ！



「ふざけッ」

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