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い も う と 04 ページ5




「____へえ、お兄ちゃん寮でもお庭の世話してるんですね。」

「そだよ。みんなからお庭番長、って呼ばれてる。」

「…お兄ちゃんらしいです。」


さっきの会話の流れで、茅ヶ崎さんに寮まで車で連れてってもらえることに。
わりと高そうな車の助手席に乗せてもらっている。この人、デキル。

そこまで距離はないが、寮につくまでの間、お兄ちゃんの話を聞かせてもらっている。
お兄ちゃんが劇団に入ってから、すでに一度公演をしているらしい。なんでや。
でも、入ってからわりといろんなことがあったらしく、とても連絡する暇もなかったらしい。

…あとで、いろいろ聞かなきゃ。

茅ヶ崎さんはエリート商社マンと役者と掛け持ちしているらしい。なんてハイスペック。
さっきはちょうど仕事の帰りだったらしく、劇場に忘れ物をしたから寄ったところで私に出会った、ということらしい。

そうこうしているうちに、車がスピードを緩め、止まった。



「…よし、着いたよ。」


そういわれ、車を降りるととても大きな建物が目の前に現れた。
…お庭がちゃんと手入れされているのが見て取れた。さすがだな、お兄ちゃん。
ここにお兄ちゃんとその他大勢が住んでいるのかと思うと、感慨深いものがあった。


「とりあえず、談話室に案内するから。そこに紬を呼んでくるよ。」

「わざわざありがとうございます…本当突然申し訳ないです。」

「いいよ別に。談話室に他の団員いるかもだけど、気にしないでね。」


そう言うと、茅ヶ崎さんは玄関のドアを開けた。
中には靴がたくさん並んでいて、人の多さを感じた。

おぉ…なんて驚いていると、廊下のほうから赤髪の男の子が近づいてきた。
どこかで見たことのある顔だ。



「あ、至さんおかえりなさい!!……って、お客さんですか?どこかで見たことあるような…?」


不思議そうに頭をかしげる赤髪さん。どこか小動物のような可愛さを感じる。
向こうも私に見覚えを感じる、ということは学校の知り合いなのだろうか。


「この子は紬の妹ちゃん。紬に会いに来たらしいんだけど、俺談話室に案内するから紬呼んできて、咲也。」

「紬さんの妹さん…!!!わかりました!!!」


パタパタと走っていったサクヤさんを見送り、玄関を上がる。
そのまま茅ヶ崎さんに連れられ、談話室に向かう。
なんだか緊張してきた。

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設定タグ:A3! , 茅ヶ崎至 , 月岡紬   
作品ジャンル:恋愛
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雨村(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» わわわ!!!本当ですね!!笑なんだか危ない感じに……( 報告ありがとうございます、修正しておきます!! (2018年10月14日 22時) (レス) id: a3cc1f37d6 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - 36のとこで、勉強がべんきになってますぞ…最初色んな意味でビビりましたわw (2018年10月14日 21時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
雨村(プロフ) - にゃるさん» ありがとうございます…!!最近は更新ペースがなかなか安定しなくて本当申し訳ないです。頑張ります!!! (2018年8月22日 1時) (レス) id: 291ab6483c (このIDを非表示/違反報告)
にゃる(プロフ) - いつも更新楽しみにしています。これからも頑張ってください (2018年8月21日 21時) (レス) id: 1eb7bde713 (このIDを非表示/違反報告)
雨村(プロフ) - 通行人Aさん» ほんとだ!!間違いです、すみません(><)ご指摘ありがとうございます!!修正しておきます。 (2018年8月21日 11時) (レス) id: a3cc1f37d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨村 | 作成日時:2018年7月23日 0時

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