い も う と 01 ページ2
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「ん〜、今回あんまりランキング伸びないなぁ…どうやったら抜かせるの…。」
「いやいや、せっかくカフェに来てるっていうのにゲームですかこんにゃろ…」
「何言ってるの？？もちろん君とイベントを走りにカフェにやってきたんだよ？？」
目の前で友人がため息をつくが、気にせずにゲームを再開する。
今日は、開校記念日だから学校は休みで、近くで買い物をした帰りにこのカフェに寄ったのだ。
雰囲気がとても善くて、コーヒーの味も苦みが強めで私好み。
何よりここにはコンセントがあるから、スマホを充電しながらゲームするのにもってこいだ。
「まぁいっか…私もそろそろ詰めてかなきゃだし。ところでAさんや、今んとこランキングはどこまでいったの？？」
「2位。」
「えっぐ。」
「早く追いつけ。」
えー、なんて言っている彼女は現在4位だ。どうしても‟NEO”さんが抜かせないらしい。
かくいう私も1位の‟たるち”さんが抜かせずに困っているわけだが。
まだ高校生である私は、微課金しかできないからSSRキャラが特別多くないし、ここまで来れてるのはためにためてた石をこのイベントのために砕きまくっているからだ。
それに比べてたるちさんはたぶん廃課金勢だ。
パーティーがそれを物語っている。
「んあーっもう！！勝てない！！」
「まぁまぁ落ち着きなさいな、コーヒー飲め飲め。」
「うん…」
いわれるがままに、スマホをテーブルの上に置き、少し冷めたコーヒーに手を付ける。
飲みながら、ふと自分の兄のことを思い出す。
(このカフェ、お兄ちゃん好きそう。)
歳の離れた大好きなお兄ちゃん。
花のお世話と演劇が大好きな、やさしい自慢のお兄ちゃん。
でも演劇は何か事情があってやめたらしい。お兄ちゃんの演技が大好きだった私は、当時ひどく落ち込んだ覚えがある。
そんなお兄ちゃんは現在普通に仕事をしているらしいのだが、最近連絡を取っていない。
私が忙しそうなお兄ちゃんに気を使って連絡していないっていうのもあるが…
お兄ちゃんのことだから、もしかしたらLIMEの使い方もよくわかっていないのかもしれない。
(こっちからLIMEしてみようかな…)
と、その時、ピロン♪と軽快な音がスマホからなりだした。
確認してみると、その主はまさかのお兄ちゃんだった。
…だったのだが。
「＿＿＿＿＿は？」
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雨村(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» わわわ！！！本当ですね！！笑なんだか危ない感じに……( 報告ありがとうございます、修正しておきます！！ (2018年10月14日 22時) (
レス) id: a3cc1f37d6 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - 36のとこで、勉強がべんきになってますぞ…最初色んな意味でビビりましたわw (2018年10月14日 21時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
雨村(プロフ) - にゃるさん» ありがとうございます…！！最近は更新ペースがなかなか安定しなくて本当申し訳ないです。頑張ります！！！ (2018年8月22日 1時) (レス) id: 291ab6483c (このIDを非表示/違反報告)
にゃる(プロフ) - いつも更新楽しみにしています。これからも頑張ってください (2018年8月21日 21時) (レス) id: 1eb7bde713 (このIDを非表示/違反報告)
雨村(プロフ) - 通行人Ａさん» ほんとだ！！間違いです、すみません(><)ご指摘ありがとうございます！！修正しておきます。 (2018年8月21日 11時) (レス) id: a3cc1f37d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨村 | 作成日時：2018年7月23日 0時
