Story28 ページ30
歩くこと数分。とあるマンションの一室の前にいた。裕加はスクールバッグから鍵を取り出し鍵を開ける。
「どうぞ上がって、直ぐに準備するから」
リビングに案内されれば裕加は奥の部屋へと消えていく。飛影は一人物珍しそうに部屋を眺めていた。そこでふと目に留まったのは画鋲で留められた写真。
(あの女の“おや”と言うやつか？)
飛影は何度か蔵馬の家を訪れている。蔵馬の自室にも同じ様な形で写真が留められていた。その多くは家族写真である。この部屋にある写真にも裕加の親らしき人物が映っている写真があった。だがその写真は十年前以上に撮られたもののようで飛影に疑問を生ませた。
「飛影、お待たせ」
現れた裕加の手にはビデオテープとカセット。てきぱきと準備をし、再生ボタンを押した。任務だけを伝えればいいもののかなり大掛かりなオープニングに二人の空気が冷たくなる。
(コエンマ様、どんだけ暇何だろう？)
『今回の任務は一人の少女を救い出すことだ』
「俺には関係ないようだ」
「満足した？」
「あぁ。俺は帰…」
『少女の名は雪菜。氷女と呼ばれる妖怪の仲間だ。』
「！？」
コエンマの一言で立ち上がり帰ろうとしていた飛影の動きが止まる。そして画面を食い入るかのように見つめている。
『氷女はその身からこの様に美しい宝石を生み出すことが出来る。そしてこれが使い羽達が通信してきた少女の映像だ。呪いの札で結界を作り、出られなくしているのであろう。』
「ゆ、きな……」
先程から身動き一つ取らない飛影が辛うじて発した言葉。その言葉は驚きを隠せていない。
「飛影、どこに行くの？」
「骨爛村だ」
「これは私の任務だから飛影が行く必要はないんだよ」
何故そこまでして骨爛村に行きたがるのか、そう問おうとした時、裕加の耳に驚きの言葉が入ってきた。
『その氷女は君らと無関係ではないのだ。特に幽助、お前はそいつに仮もあるしな。雪菜は飛影の妹だ』
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アマミヤ(プロフ) - 夾さん» コメントありがとうございます！飛影かっこいいですよね〜分かります(^ー^)これからも宜しくお願いします！ (2020年3月21日 18時) (
レス) id: fc88c8f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
夾 - ここまで読ませて頂きました。飛影がかっこいいです！これからも頑張ってください！ (2020年3月21日 18時) (レス) id: d64271d75d (このIDを非表示/違反報告)
アマミヤ(プロフ) - 灯霧さん» コメントありがとうございます(*ゝω・)ﾉ 是非、読ませて頂きます！頑張って更新していきます！ (2020年3月10日 11時) (レス) id: fc88c8f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - とても楽しいお話ありがとうございます！私も飛影オチの連載載せているので、良ければ見てください！そして続編の方の更新もお待ちしてます！ (2020年3月9日 16時) (レス) id: 58548306cb (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - アマミヤさん» 分かりました。更新再開お待ちしてます。更新頑張って下さい。 (2020年1月19日 15時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アマミヤ | 作成日時：2019年8月31日 20時
