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Story12 ページ14

「桑原君が出した霊気の量が、白虎の体の許容量を僅かに越えたんだ」
「史上最低の食あたりってやつだな」

そう言って笑っている幽助を横目に裕加はあることを考えていた。

(霊気を吸収する能力…?それなら何故、口から全てを粉砕する振動波を出せるんだろう?)

霊気を吸収するだけの能力なら、あれ程の破壊能力のある振動波は不要である。ただの雄叫びだと言われればそこまでなのだが。

「うおぉぉおぉ……」

不意に聞こえてきた耳障りな呻き声。それが裕加の思考を遮る。

「まさか…!」
「そのまさかだ!奴は生きてる」
「まずい…崩れるぞ!」

その言葉と同時に全員が走り出す。ギリギリ難を逃れ、後ろを振り向くとさっきまで桑原と白虎が戦っていた場所は跡形もなくなっていた。

「捨て身の戦法で来るとは、正直言って感心したぞ。敬意を表して、俺様の部屋へ案内しよう。地獄の部屋へな…」

招待された部屋に向かうにつれ気温は上昇してくる。腕捲りをしたいが右腕が折れて腫れ上がっているため、することが出来ない。

辿り着いた場所は名前通り地獄のような場所だった。

「濃獄酸か、落ちれば骨の髄まで溶けるね…」

既に桑原が制服の裾を破り投げ入れた。それで証明されている。

「この死にぞこないが!俺が止めを刺してやんぜぇ!」
「待ちなぁ!ヤツの相手は俺だろうが!」
「桑原…」
「無理するな桑原、貴様はよくやった。後は幽助に任せろ。体力が回復すればまた戦力になる」

幽助、飛影の止めも白虎の挑発も今の桑原には響かない。脳は白虎とタイマンで戦う、一つのようだ。

(確かに和真の霊力は並みを軽く越えてる。それでも先程、死闘を繰り広げたばかり。ここで無理をするのは得策とは言えないし、下手すれば死んでしまう。)

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設定タグ:幽遊白書 , 飛影 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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アマミヤ(プロフ) - 夾さん» コメントありがとうございます!飛影かっこいいですよね〜分かります(^ー^)これからも宜しくお願いします! (2020年3月21日 18時) (レス) id: fc88c8f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
- ここまで読ませて頂きました。飛影がかっこいいです!これからも頑張ってください! (2020年3月21日 18時) (レス) id: d64271d75d (このIDを非表示/違反報告)
アマミヤ(プロフ) - 灯霧さん» コメントありがとうございます(*ゝω・)ノ 是非、読ませて頂きます!頑張って更新していきます! (2020年3月10日 11時) (レス) id: fc88c8f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - とても楽しいお話ありがとうございます!私も飛影オチの連載載せているので、良ければ見てください!そして続編の方の更新もお待ちしてます! (2020年3月9日 16時) (レス) id: 58548306cb (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - アマミヤさん» 分かりました。更新再開お待ちしてます。更新頑張って下さい。 (2020年1月19日 15時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アマミヤ | 作成日時:2019年8月31日 20時

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